米、ウクライナに兵器4億ドルを供与へ
By Mike Glenn – The Washington Times – Friday, July 8, 2022
米国は、4カ月に及ぶロシア軍との戦いで使用する武器と弾薬をウクライナに送るため、再び自国の軍需品に手を付けようとしている。バイデン大統領は8日、ウクライナ東部ドンバス地域での激戦で新たに攻勢をかけているロシアに対抗するため、最大4億ドルの追加軍事装備の輸送を承認した。
今回の提供に含まれるのは、M142高機動ロケット砲システム(HIMARS)4基と精密誘導155mm砲弾1000発で、国防当局高官は、ウクライナの部隊が大量の砲弾を消費せずに特定のターゲットを攻撃できるようになると述べた。
国防総省の高官は、155ミリ砲弾が近接支援作戦や近くに民間人がいる場合に使用できるGPS誘導のM982エクスカリバー弾かどうかは確認しなかった。
HIMARSは、陸軍の多連装ロケットシステム(MLRS)の車両搭載型で、国防総省によると、ウクライナは現在8基のHIMARSを配備している。
国防当局者は会見で「ウクライナは現在、ロシアの拠点を攻撃することに成功している。…前線の後方で、ロシアが砲撃作戦を行う能力を混乱させている」と述べた。
また、戦場で破損した装備の回収に使用できる3台の戦術車、弾薬、対砲台砲システム、スペアパーツも含まれる。
国防総省は、ウクライナのロシア軍がすでに戦場で少なくとも1基のHIMARSを破壊したという主張を否定した。
ロイター通信は、ロシア国防省が6日、ロシア軍がウクライナ東部のロケットシステム2基とその弾薬庫を破壊したと発表したと報じたが、ウクライナ政府はこの主張を否定した。
国防当局者は「ウクライナに提供されたものはすべて把握している。ウクライナはまだそれらを戦闘に使用している」と述べた。