中国 偽サイトで反米情報拡散、PR会社がコンテンツ捏造

(2022年8月6日)

2022年5月26日、北京の中国共産党博物館で、中国共産党旗の彫刻の近くに立つ警備員。中国は7月30日(土)、ナンシー・ペロシ米下院議長に対し、自国領土と主張する台湾への訪問計画を中止するよう警告した後、対岸で軍事演習を実施すると発表した。(AP Photo/Ng Han Guan, File)

By Ryan Lovelace – The Washington Times – Thursday, August 4, 2022

 中国政府がPR会社を利用して、偽のニュースサイトを設けるなど、親中情報操作を行っていることを米情報セキュリティー企業のマンディアントが明らかにした。見つかった偽サイトの数は72に及ぶ。11の言語で北米、欧州、中東、アジア向けに米国に否定的な偽情報、親中プロパガンダを発信している。

 実行しているのはPR会社、上海海訊社科技で、マンディアントは、「捏造(ねつぞう)したコンテンツを使って、中国人実業家、郭文貴氏、習近平国家主席やウイグル族への弾圧の研究で知られるドイツ人人類学者、エイドリアン・ゼンツ氏ら中国政府を批判してきた人物の信頼を損ねるための活動が行われている」と指摘した。

 共和党のマルコ・ルビオ上院議員、トランプ前政権のスティーブン・バノン元首席戦略官らも標的となっており、ルビオ氏はワシントン・タイムズに、「これらのネットワークを明らかにすることは重要だ」とした上で、「中国共産党は今後も、ますます巧妙な方法で敵を中傷することは間違いない」と警戒を呼び掛けた。

 海訊は、100カ国以上、40以上の言語でコンテンツ、動画制作などを行っている。

トランプ氏の「常識の革命」、欧州にも-元ポーランド首相

(2025年01月28日)

トランプ政権発足、世界は反中国で結束を 中立という幻想

(2025年01月25日)

北朝鮮、日本のNATO代表部設置に反発

(2025年01月22日)

保守メローニ伊首相、トランプ政権との関係強化へ

(2025年01月20日)

トランプ氏発言にデンマーク、パナマ、カナダが警戒

(2025年01月13日)

揺れ動く米韓の限界を試した北朝鮮ミサイル

(2025年01月12日)

ナイジェリア、キリスト教徒にとって最も危険な国-人道支援機関報告

(2025年01月10日)

中国の「運命共同体」論にだまされるな ハドソン研究所中国センター所長 マイルズ・ユー

(2025年01月08日)

ニューオーリンズでテロ、イスラム国復活の兆候 中東・アフリカで支配拡大

(2025年01月07日)

韓国の弾劾劇揺るがす謎の疑惑と隠蔽工作

(2025年01月04日)
→その他のニュース