中国、オランダに違法な「警察署」

(2022年10月30日)

2021年9月24日(金)、中国・深センのエバーグランデ本社の外で中国国旗の前を歩く警察官(右)とセキュリティガード。(APフォト/Ng Han Guan)

By Matt Delaney – The Washington Times – Tuesday, October 25, 2022

 中国がオランダに違法な「警察署」を設置し、現地の中国国籍保有者を監視していることが現地メディアの報道で明らかになった。

 RTLニュースと調査報道サイト「フォロー・ザ・マンデー」によると、これは中国では「海外服務站」と呼ばれ、ロッテルダムとアムステルダムに設置されている。アムステルダムでは2018年に設置されたという。

 オランダ外務省の報道官は「違法であり、ここで何をしているのかを調査し、適切な措置を取る」と表明した。

 表向きは、運転免許証の更新や婚姻に関する手続きなどの支援が設置目的とされているが、実際には国外に住む、反体制中国国民を脅迫するなどして、帰国させる役目を果たしているとみられている。配置されているのは元警官や元軍人だ。

 昨年、印中衝突の死者をめぐる政府発表に疑問を呈する投稿をしたことで中国共産党に追われ、国外に逃亡した王靖渝氏によると、ロッテルダムの服務站の職員を名乗る人物に帰国を促され、「両親のことを考えろ」と言われたという。

 中国大使館はRTLに服務站の存在は把握していないと話しているが、アムステルダムの施設の開設についての協議に中国大使館の高官がかかわっていたことが中国メディアの報道で明らかになっているという。

 人権擁護組織セーフガード・ディフェンダーズによると、2021年4月~22年7月の間に23万人の中国国籍保有者を「説得して帰国させ、司法手続きを受けている。

バイデン大統領、退任控え米中技術協定を延長 議会は破棄を要求

(2024年12月19日)

尹大統領失脚なら左派政権復活も 日米との関係に深刻な影響-韓国

(2024年12月11日)

トランプ次期政権の中東戦略の鍵サウジ イランが障害に

(2024年12月08日)

ノートルダム再開式典にトランプ氏招待 バイデン時代の終わり

(2024年12月06日)

トランプ大統領、北朝鮮の核保有容認も 韓国には大きな衝撃

(2024年12月02日)

トランプ関税は自動車部門に深刻な打撃 メキシコが警告

(2024年11月30日)

日韓歴史問題が再燃 佐渡追悼式典巡リ誤報

(2024年11月28日)

トランプ氏再選で日韓に緊張感

(2024年11月23日)

トランプ氏再登板は東南アジア各国に利益

(2024年11月15日)

中国国営メディア、米民主主義を批判 マルクス主義推進の一環か

(2024年11月11日)
→その他のニュース