北核実験巡り割れる観測 中国の影響力に疑念も

(2022年11月26日)

2017年9月3日、北朝鮮政府が配布した未公開のファイル画像で、非公開の場所にいる北朝鮮の金正恩委員長が写っている。北朝鮮がより強力な兵器実験を行い、ワシントンとソウルへの先制核攻撃を予告する中、核武装した国連安保理加盟国の指導者の激しいレトリックからインスピレーションを得ているのかもしれない。ロシアのプーチン大統領である。(朝鮮中央通信/韓国通信社、AP通信より)。

By Guy Taylor – The Washington Times – Wednesday, November 23, 2022

 米情報機関は、北朝鮮の7回目の核実験が差し迫っていると警告してきたが、実験は実施されていない。北朝鮮専門家らは、隣国中国との複雑な関係が影響しているとの見方を示す一方で、核実験の準備が進んでいるという観測が間違っていた可能性も指摘されている。

 バイデン政権は、北に核実験を行わせないよう中国に働き掛けてきた。だが、専門家らは、北朝鮮の金正恩総書記は、中国の影響下にあるとみられることを嫌っており、効果は期待できないという。

 米情報機関は5月、2006年~17年に6回の核実験が実施された豊渓里核実験場で地下核実験の準備が進められていると警告した。

 専門家は、10月下旬に実施される中国共産党党大会前の実施は、中国の反発を招くと金氏は考えていたのだろうと指摘していた。だが、党大会が終わり、習近平総書記(国家主席)がその地位を盤石なものにした後も実施されていない。

 中国が水面下で圧力をかけたのか、金氏自身が決定を下したのかが、米情報・安全保障当局者らの間で議論されているが、核実験が迫っているという見方自体が間違っていたのではないかという見方も出ている。

 ヘリテージ財団の上級研究員、ブルース・クリングナー氏はワシントン・タイムズに、「米国と韓国は3月以降、北が核実験の準備を完了し、実験が『差し迫っている』と表明してきた」と指摘した上で、「それは、核爆弾が設置され、放射性のガスが漏れないようにするためにトンネルが、ふさがれたことを意味する。だが、専門家らによると、核爆弾をこれほど長くトンネルの中に置いておくことはない」と、核実験の準備が進められていた可能性に否定的な見方を示した。

 オバマ、トランプ両政権で北朝鮮政策の策定に当たってきたアリソン・フッカー氏は、今月初めに行われたワシントン・タイムズ財団主催のセミナーで、バイデン政権は、北への圧力を継続すべきだと主張、「言葉だけではないと思わせられなければ、北はさらに大胆になり、どこまでが大丈夫かを探ることになる」と、圧力強化の必要性を訴えた。

トランプ大統領がガザ再建構想 「平和評議会」初会合

(2026年02月21日)

51番目の州? トランプ政権、カナダ・アルバータ州分離主義団体と秘密会談

(2026年02月08日)

「ドンロー主義」成果誇るトランプ氏 長期的成果には疑問も

(2026年01月29日)

イラン情勢巡り強気のロシア 中東での影響力低下が顕著

(2026年01月23日)

トランプ氏、軍事拠点ディエゴガルシア島の移譲巡り英を非難

(2026年01月22日)

ベネズエラ・マドゥロ政権崩壊で変容する世界の石油市場

(2026年01月20日)

冷戦時に米軍幹部がグリーンランド買収を提唱

(2026年01月18日)

米国領グリーンランド?

(2026年01月17日)

ベネズエラ急襲、無力化された中国製レーダー 「ステルス探知」はうそだった

(2026年01月11日)

マドゥロ政権崩壊、中国の中南米戦略に壊滅的打撃

(2026年01月09日)
→その他のニュース