中国系米銀がハンター氏に送金、取引記録を共和議員に提出

ジョー・バイデン大統領は、2023年4月11日(火)、息子のハンター・バイデン(左)、妹のヴァレリー・バイデンと共に、メリーランド州アンドリュース空軍基地でエアフォースワンに搭乗するために歩いている。バイデンは、善き金曜日の合意から25周年を祝うため、イギリスとアイルランドを訪問している。バイデン氏と一緒にいるのは、息子のハンター・バイデン氏(左)と妹のヴァレリー・バイデン氏(AP Photo/Patrick Semansky)
By Susan Ferrechio – The Washington Times – Wednesday, April 12, 2023
中国系米銀が、バイデン大統領の息子、ハンター、ジェームズ両氏に中国企業から数百万ドルが送金されていたことを示す取引記録を上院共和党議員に提出していたことが明らかになった。対中強硬姿勢を強めるバイデン氏への警告とみられている。
中国に支店を持つキャセイ銀行(本店・ロサンゼルス)は、共和党のジョンソン、グラスリー両議員が提出を要請していた取引記録を自発的に提出。他銀行は要請を拒否している。
ジョンソン氏はワシントン・タイムズに、記録の提出について「中国政府のバイデン氏へのメッセージだと思っている」と指摘、中国への強硬姿勢を示すバイデン政権に対するけん制との見方を示した。
提出された記録は、ハンター、ジェームズ両氏が、中国共産党とつながる中国華信能源(CEFC)、チャイナ・エナジーと資金面で深いつながりがあったことを示している。記録によると、チャイナ・エナジーは、ハンター氏が共同オーナーを務める投資会社ハドソン・ウェスト3に100万ドルを送金している。
また、中国共産党系のCEFCとつながるノーザン・インターナショナル・キャピタルはハドソン・ウェスト3に500万ドルを送金していた。
これらの取引があったのは、2017年8月から18年10月で、バイデン氏がオバマ政権の副大統領を退任してからのこと。当時バイデン氏は、20年の大統領選の有力大統領候補とみられていた。