北朝鮮でビーチリゾートが完成 トランプ氏が提案か

(2025年6月29日)

2025年6月24日(火)、北朝鮮の元山・カルマ海岸観光地区を視察する金正恩委員長(中央)と李雪主夫人(後方)、娘。北朝鮮政府が配信したこの画像に描かれたイベントを取材するため、独立ジャーナリストはアクセス権を与えられなかった。この画像の内容は提供されたものであり、独自に検証することはできない。情報源から提供された画像には韓国語の透かしがある: 「KCNA」とは朝鮮中央通信の略称である。(朝鮮中央通信/韓国通信社 via AP)

By Brad Matthews – The Washington Times – Thursday, June 26, 2025

 北朝鮮政府は、同国最大の観光施設「元山葛麻ビーチリゾート」をオープンさせた。

 24日にグランドオープンし、7月1日から国内観光向けに営業を開始する予定。国営朝鮮中央通信(KCNA)が報じた。

 元山葛麻リゾートには、複数のホテル、レジャー、スポーツ、飲食施設、さらにウォーターパークが設置され、KCNAによると、ほぼ2万人を収容可能。

 この観光施設は、金正恩総書記のアイデアで建設されたものとされている。正恩氏は2018年に、トランプ米大統領からビーチフロント開発の提案を聞いた。

 「元山葛麻地域の変革は、全国的な大吉兆の出来事であり、尊敬する金正恩同志の深い思索と尽きない努力の輝かしい成果だ。金正恩同志は世界クラスの文化リゾート建設の壮大な青写真を描き、すべての建築物が完璧に建設されるよう監督した」とKCNAは伝えている。

 トランプ氏も以前、北朝鮮でのビーチフロント不動産開発のアイデアを検討していた。

 2018年のシンガポールでの米朝首脳会談でトランプ氏は「彼らは素晴らしいビーチを持っている。彼らが大砲を海に発射するたびに、それが見える。…そして私は説明した。『そんなことより、世界一のホテルをそこに造ればいいじゃないか』と」と述べた。

 ロールコールによるとトランプ氏は、就任式当日に執務室で大統領令に署名する際、このアイデアを改めて持ち出し、「彼は素晴らしいコンドミニアム建設のポテンシャルを持っている。長い海岸線もある」と述べた。

 国内観光に加え、北朝鮮はロシアからの訪問者も受け入れている。AP通信によると、ロシア東部プリモルスキー地方の当局者は、元山葛麻リゾートへの最初のツアーが7月7日に予定されていることを明らかにした。

 KCNAは、ロシア大使と平壌のロシア大使館職員が24日のグランドオープン式典に招待されたと報じたが、他の外国外交官の招待や出席については言及していない。

 BBCによると、今年、他の国からの観光客に対する制限は一時的に解除された。

 だが北朝鮮ツアーの関係者によると、この新しいリゾートよりも他の観光地が依然として国際観光客の主な目的地になるという。AP通信によると、新型コロナウイルス大流行の前、北朝鮮を訪れる観光客の90%は中国からの団体ツアー客だった。

 ヤング・パイオニア・ツアーズの共同創設者ロワン・ビアード氏はBBCに、「リゾートのオープンによって、各地への海外からの観光が促進されるだろうと期待していたが、残念ながらそうではないようだ。…平壌、DMZ(非武装地帯)などブルータリズムや共産主義のランドマークは、国際観光が再開された際も、海外からの観光客の主な見どころとして継続されるだろう」と語った。

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