中国のスパイ気球は米プロバイダー通じ本国に情報

(2024年1月1日)

2023年2月22日、国防総省が公開したこの画像で、2023年2月3日、米国上空をホバリングする中国の偵察用気球を見下ろす米空軍のU-2パイロット。(国防総省 via AP, File)

By Kerry Picket – The Washington Times – Saturday, December 30, 2023

 2023年初めに米上空を飛行した中国のスパイ気球は、米国のインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)を通じて中国に情報を送っていた。

 バイデン政権の現・元当局者らが28日にNBCニュースに語ったところによると、このスパイ気球は米国のISPを利用して、主に航行情報を入手していた。どのISPかは明らかにされていないが、このISPは独自に調査し、連邦政府当局者と話し合った上で、この疑惑に反論した。

 報道によると、ホワイトハウスは、スパイ気球が米上空を飛行している間、連邦外国情報活動監視裁判所(FISC)から秘密裏に情報を集めるよう命令を受け、実行した。裁判所がどう判断したかは明らかにされていない。

 中国大使館の劉鵬宇報道官はNBCに対し、気球は気象観測用であり、コースを外れていたと述べた。

 「以前にも明らかにしたように、気象観測用の気球であり、偏西風に流され、操縦能力が限られているため、意図せず米国へと流れついた」

 スティーブ・デインズ(共和、モンタナ州)、ジョン・テスター両上院議員(民主、同)、マット・ローゼンデール下院議員(共和、同)らは、バイデン政権に回答を求めた。

 「中国のスパイ気球に対するバイデン氏の対応は、憲法違反に他ならない。アリューシャン列島沖で気球が発見された際、気球を捕獲することを拒否し、大統領就任時の宣誓を破り、中国共産党に軍事機密情報や民間インフラに関するデータを何日間も収集させた。気球について何カ月も米国民にうそをつくことを政権に許したことで、彼は再び宣誓に違反した」

 気球は1月下旬にアラスカ上空で米領空に入り、カナダ上空を通過して、再び米領空に入った後、大陸を横断。軍の戦闘機が2月4日、サウスカロライナ州沖で撃墜した。

 デイリー・モンタナン紙によると、気球はモンタナ州で初めて一般の人々に目撃され、フォトジャーナリスト2人組がビリングス上空の「不審な」物体の画像を撮影した。

 当時、バイデン大統領と国防総省の高官らは、陸地上空で気球を墜落させれば市民が危険にさらされる可能性がある上に、低軌道上の衛星から中国の情報機関が獲得できる以上のものを気球からは収集できないと主張していた。

 下院司法委員会のジョーダン委員長(共和、オハイオ州)は当時、「報告によれば、中国のスパイ気球は、米国を横断する間に、いくつかの軍の重要施設から情報を収集していた。にもかかわらず、ジョー・バイデンは、気球が米国を横断するまで、何もせずに待っていた」とツイッター(現X)に投稿した。

 ホワイトハウスは、気球が米国の重要施設上空を通過したのはスパイ任務であったことを認めている。

 連邦捜査局(FBI)は海から回収した気球の破片を分析した。

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