重い電気自動車はガードレールや歩行者に危険を及ぼす

(2024年2月18日)

2024年2月7日(水)、サンフランシスコで内覧会が行われたエレクトリファイ・アメリカの新しい屋内電気自動車充電ステーション。エレクトリファイ・アメリカ、テスラ、メルセデス、その他の充電ネットワークは、人々がガソリンスタンドで過ごすよりもずっと長い時間、電気自動車を満タンにするために、より良いスポットを作り始めている。(AP Photo/Eric Risberg)

By Susan Ferrechio – The Washington Times – Monday, February 12, 2024

 安全の専門家たちは、電気自動車(EV)に関連するさまざまなインフラ負担や危険性に取り組んでいる。EVは、重いリチウムイオンバッテリーにより、従来の自動車よりも最大で50%も重量が多いからだ。

 重いEVは道路や橋、駐車場にダメージを与える。高速道路のガードレールを突き破ることもあり、ガソリン車や歩行者、自転車により大きな危険をもたらす。バイデン政権が進めるガソリン車とその排ガスを無くす計画の下で、より多くの消費者がEVを購入するようになれば、EV関連の問題はさらに大きくなると予想される。

 技術者グループは先月、建設専門誌「ストラクチャー」への寄稿で、重いEVの増加に対応するために、建設業界は国のインフラを適応させなければならないと警告した。

 執筆者たちによれば、駐車場はEVの増加によって脅かされるインフラの一例だ。例えば、フォード「F150ライトニング」の重量は8240ポンド(3738㌔)で、フォードで最も売れているガソリン車「F150」より約1800ポンドも重い。

 「乗用車の重量が大幅に増加する一方で、構造設計要件が最近緩和されたことで、駐車場構造の安全率の低下や維持・修理費の増加を招くだろう」と執筆者たちは指摘。「駐車場構造の不具合は数多く発生しており、EVの需要増は不具合の発生率を高めるだけだ」

 ネブラスカ州の「中西部沿道安全施設」で昨年秋、EVがもたらすもう一つの恐ろしい安全上の脅威が明らかになった。

 技術者たちは、EVピックアップトラックを標準的な高速道路のガードレールに衝突させた。

 彼らは市場で最も重いEVの一つである3.6米㌧(3266㌔)のリビアン「R1」を選び、時速62マイル(100㌔)で金属製のガードレールに向かって真っすぐ走らせた。

 二つ目の実験では、技術者たちは同じ速度でリビアンを道路に突き進ませ、角度をつけてガードレールに衝突させてみた。

 どちらの場合も、リビアンはガードレールを突き破り、道路の反対側まで進んだ。

 「重量が増えると、車両を道路に戻すために必要な力が大幅に増えるということだ」。この研究を率いたネブラスカ大学のコーディ・ストール教授はワシントン・タイムズ紙にこう語った。「これらのガードレールシステムは、まだEVには適合していないことが判明した」

 EVはまた、重心が低い。EVは乗客にとって安全と考えられているが、軽量のガソリン車との衝突ではより危険であり、自転車や歩行者と衝突すればさらに致命的となる可能性がある。

 高速道路安全保険研究所・車両調査センターのラウル・アーベラエス副所長は昨年3月、「重量が増えれば、多重衝突事故での保護性能は高まる。残念ながら、これらの車両の現在の設計方法を考えると、この保護性能の向上は、他の車に乗っている人々を犠牲にすることになる」と書いている。

 アーベラエス氏はワシントン・タイムズ紙のインタビューで、バッテリーを軽量化する技術が開発されるか、あるいは消費者が軽量バッテリーを搭載した小型EVを購入すれば、EVの安全性の足かせは減少するとの見方を示した。

 EV用バッテリーの平均的な重量は1000ポンド(454㌔)だ。自動車用の標準的な鉛蓄電池の重量は25~60ポンド(11~27㌔)である。

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