トランプ氏、次期大統領候補にバンス副大統領支持

Washington Times 映像より
By Jeff Mordock – The Washington Times – Tuesday, August 5, 2025
トランプ大統領は5日、J.D.バンス副大統領が「最も有力な」「米国を再び偉大に(MAGA)」運動の後継者であり、2028年の共和党大統領候補になる可能性が高いと述べた。
ただし、後継者を決めるにはまだ早いとくぎを刺した。
トランプ氏はバンス氏を支持することで他の候補を排除するのかと尋ねられると、「客観的に見て、最も有力だと思う。まだ話すには早すぎるが、素晴らしい仕事をしてくれているし、現時点では有力候補だ」と述べた。
トランプ氏はまた、マルコ・ルビオ国務長官がバンス氏と「協力」して強力な候補ペアを組む可能性にも言及。さらに、他の閣僚がMAGA運動の将来を担う可能性もあると述べた。
トランプ氏はこれまで何度も3期目の出馬について言及してきたが、3選は憲法で禁じられている。冗談として語ることもあれば、真剣に検討しているように話すこともある。今回の発言では「おそらく3期目は出馬しない」と述べた。
トランプ氏が出馬しない場合、バンス氏が他の候補者を大きくリードしている。エコノミスト/ユーガブの最新の調査では、共和党支持者、共和党寄りの無党派層の43%がバンス氏を「理想的な候補」と回答。次いでドナルド・トランプ・ジュニア氏が11%、フロリダ州のロン・デサンティス知事が8%、ルビオ氏が4%だった。
ルビオ氏は2016年の共和党予備選でトランプ氏と争い、当時は移民改革など伝統的な保守理念を掲げるイスタブリッシュメント(既成勢力)寄りの候補だった。しかし、トランプ政権に加わってからはMAGA運動に歩調を合わせるようになった。