カーク氏、韓国新政権は「宗教への脅威」―ニュート・ギングリッチ元米下院議長

保守活動家チャーリー・カークを描いたポスターが掲げられる中、2025年9月21日(日)、アリゾナ州グレンデールのステートファーム・スタジアムでカークの追悼式に参列する人々。(AP通信/ジュリア・デマリー・ニキンスン撮影)
By Newt Gingrich – Friday, September 26, 2025
国務長官兼大統領補佐官代理(国家安全保障)のマルコ・ルビオ氏は、アリゾナ州フェニックスで行われた保守活動家チャーリー・カーク氏の追悼式で、私たちにとって特に重要な課題を明言した。
「カーク氏は亡くなるほんの数日前、海外からメッセージを送ってきた。『今、韓国にいる。帰国したら、いろいろと相談したいことがある』。カーク氏は常に視野を広げようと努力し、若いにもかかわらず、知識だけでなく驚くべき知恵を持っていた」とルビオ氏は語った。
ルビオ氏は、カーク氏の韓国キャンペーンに言及した。カーク氏は、韓国の新政権が敵対勢力とキリスト教を滅ぼそうと決意していることを、恐らく他の誰よりも理解していた。北朝鮮や共産中国のような閉鎖的で政府が管理する国家を樹立することも同様に決まっているようだ。新政権は、米国が75年間同盟を結び、共産主義の支配から救ってきた民主主義社会とは似ても似つかない振る舞いをしている。
カーク氏自身、殺害される数日前にソウルで行った演説で、信教の自由に対する新政権の脅威について語っていた。この演説は力強く、カーク氏のレガシー(遺産)の主要な部分だ。その中で同氏は、韓国の新政権が牧師を捜索、逮捕し、韓国国民の個人の自由を脅かしていることを指摘した。このままでは、韓国と米国の関係は急速に悪化しかねないと警告した。また、韓国国民に対し、自由が脅かされているのを黙って見ていてはいけないと訴えた。
「全体主義や独裁者と戦う最良の方法は何か知っていますか。善良な人々が共に立ち上がることです。この素晴らしい国に私をゲストとして迎えてくれてありがとう。この素晴らしい韓国の人々人たちとの経験を世界と分かち合いたいと思います。そして、私は韓国を決して忘れませんし、あなたが私を必要とするなら、また戻ってきます。あなたの戦いは私たちの戦いです。だから、一緒に立ち上がりましょう。韓国のために戦いましょう。大韓民国と米国に主の祝福がありますように。ありがとう」
韓国紙中央日報はカーク氏のメッセージの本質をとらえ、その言葉を引用した。「彼らの国は完全に攻撃を受けている。私たちもここで同じ戦いをしている。韓国での法戦であれ、日本での集団移住であれ、これは世界的な現象だ」
韓国の新政権が全体主義に向かい、宗教的・政治的敵対者を破壊している現実は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の韓鶴子総裁の逮捕、拘束によって示された。韓氏は82歳の宗教指導者で、重い心臓病を患っている。また、平和と統一のための世界的な運動に取り組んできた家庭連合の指導者でもある。60年間、北朝鮮を独裁体制から脱却させるために精力的に活動してきた。また、160カ国以上で活動し、平和と自由のために働いている。ワシントン・タイムズ紙を含む多くの事業を運営している。
今、常習犯のように扱われ、反宗教キャンペーンの一環として韓国の新政権によって命を狙われている。
カーク氏をしのび、世界中の信教の自由を守るために、トランプ政権は韓国の新政権に対し、反宗教、反自由キャンペーンをやめるよう最大限の圧力をかけるべきだ。
それが結実すれば、カーク氏も、自身のレガシーが現実となって、米国の枠を超えて広がっていると誇りに思うはずだ。