マンチン議員、3.5兆ドルの歳出法案に難色も、政権は前向き
By Seth McLaughlin – The Washington Times – Sunday, September 5, 2021
ジョー・マンチン上院議員は、その規模やインフレへの懸念を理由に他の議員らに、3.5兆ドルの歳出法案に反対するよう促したが、ロン・クレイン首席補佐官は5日、バイデン大統領が推進するこの法案が廃案となることはないと述べた。
クライン氏は、マンチン氏が「あらゆる段階で」ホワイトハウスと協力し、「この政権のパートナーであり続けてきた」と語った。
CNNの「ステート・オブ・ザ・ユニオン」でクレイン氏は、「もし誰かにこの法案は死んだと言われるたびに5セントをもらっていたら、私はとてもリッチになっていただろう」と語った。
マンチン氏は今週、民主党に対し、気候変動や移民に関する党の他の優先課題を通過させるための手段として利用されているこの巨大な法案を「戦略的に一時停止」するよう求めた。
ウェストバージニア州選出の民主党議員マンチン氏が賛成しなければ、上院を通過させるために50人の民主党議員全員の支持が必要な歳出法案が頓挫する恐れがある。
マンチン氏はウォール・ストリート・ジャーナル紙への寄稿で、「新しい政府の計画や追加の景気刺激策に何兆㌦も費やすことを急ぐよりも、議会は歳出法案を戦略的に一時停止すべきだ。一時停止する間に、感染拡大の行方がさらにはっきりし、インフレが一過性のものかどうかを判断できるようになる」と指摘した。
「この歳出法案を、今すぐにでも可決しなければならないという意見もあるが、私は、恣意的に定められた政治的期限の下で予算を決定することは、決していい政策や健全な決定にはつながらないと考えている」
クレイン氏は、この法案の詳細を見れば、マンチン氏の懸念を和らげることができると述べた。
「この法案で、債務が増えることはない。いっさい増えない。富裕層への増税で、すべて賄われている」