バイデン氏、反社会主義デモに「ばか」
By Mica Soellner – The Washington Times – Saturday, November 5, 2022
バイデン大統領は、民主党を支援する演説の中で、イリノイ州の選挙イベントの外で社会主義に抗議する人たちを「ばか」と呼んだ。
バイデン氏はジョリエットで演説し、集会会場の外で「社会主義は最悪だ」「プロライフ(中絶反対派)に投票を」と書いたブラカードを掲げた抗議者に気づいて立ち止まった。「ナンシーはどこだ?」と書かれたプラカードもあった。
バイデン氏は「社会主義と書かれた看板があった。勘弁してくれ、なんていうばかなんだ」と語った。
バイデン氏はまた、社会保障や高齢者向け公的医療保険(メディケア)など、多くの共和党議員らが反対している政府プログラムを守るという公約を強調した。
「社会保障とメディケアは単なる政府プログラムではなく、約束だ。一生懸命働き、貢献すれば、その時が来たとき、楽ができるようになる」
イリノイ州民主党のローレン・アンダーウッド下院議員は、党の誓約を繰り返した。
「私たちは、自分たちの命と、国の未来のために戦う。政党に関係なく、メディケアとソーシャルセキュリティーは私たち全員のものだ」
イリノイ州北部とシカゴ近郊の代表であるアンダーウッド氏は、バイデン氏とともに応援に駆けつけた。ショーン・カステン、ビル・フォスター両下院議員も一緒だった。
民主党は、共和党のリック・スコット上院議員(フロリダ州)が2月に発表した、政府プログラムを5年ごとに削っていくという提案を受けて、社会プログラムの予算保護の公約順守への取り組みを強化している。
この提案では、メディケアと社会保障の延長に議会での表決が必要となる。
超党派のクック・ポリティカル・リポートは、フォスター氏の選挙戦を「民主党が勝つ可能性が高い」、アンダーウッド氏とカステン氏は「民主党有利」と評価している。
イリノイ州のプリツカー知事も再選を目指し、8日に共和党のダレン・ベイリー氏と対戦するが、ベイリー氏有利だ。
バイデン氏は世論調査で依然として不人気で、有権者はインフレや経済への懸念を抱いているため、全体として民主党は中間選挙で弱体化するとみられている。
歴史的に見ても、ホワイトハウスを掌握した政党は中間選挙で議席を減らす。
共和党はわずか5議席増やせれば、下院を奪還できる。