トランプ氏、今度はゴミ収集作業員に バイデン氏の「ゴミ」発言を攻撃
By Seth McLaughlin – The Washington Times – Updated: 8:09 p.m. on Wednesday, October 30, 2024
【グリーンベイ(ウィスコンシン州)】「ある人にとってはゴミでも別の人にとっては宝」と言われるが、ドナルド・トランプ前大統領は30日、この言葉に新たな意味を与えた。
バイデン大統領がトランプ氏の支持者は人間の「ゴミ」だと語った翌日、トランプ氏は飛行機から降りて、この中西部の激戦州をゴミ収集作業員のベストを着て歩いた。
そして、「米国を再び偉大に(MAGA)」と書かれたゴミ収集車に乗り込んだ。
「私のゴミ収集車はどうだ? トランプ氏は空港の駐機場で、助手席から記者団に尋ねた。このトラックはカマラ(・ハリス)とジョー・バイデンに敬意を表している」
バイデン氏の発言は、活動家たちとの電話の中でなされたもので、選挙を数日後に控えたトランプ氏と共和党に、支持者をさらに活気づける方法を提供した。
オレンジと黄色のベストを着てステージに立ったトランプ氏は、「2億5000万人の国民はゴミではないと言うことから始めたい。カマラは今週、政敵を歴史上最も邪悪な大量殺人犯に例えてきた。そして昨夜、彼女の陣営との電話会談で、ペテン師ジョー・バイデンは、彼とカマラが私たちの支持者について本当に思っていることを言った」
トランプ氏は支持者たちを擁護し、「ペテン師ジョーやうそつきカマラよりはるかに質が高い」と述べた。
「ジョーとカマラに対する私の答えはシンプルだ。国民を愛していなければ、国民を導くことはできない。国民を憎んでいては大統領にはなれない」
トランプ氏の攻撃は、ヒラリー・クリントン元国務長官がトランプ支持者を「哀れな人たち」と蔑み、それが一つのスローガンとなった2016年をほうふつさせる。
集会の参加者らは、トランプ氏が、短時間でゴミ収集車の側面に選挙運動のロゴやスローガンをペイントし、収集車に乗り込むという大変な選択をしたことに驚嘆した。
トランプ氏はベストを着るのもためらっていたが、陣営から「ベストを着ると痩せて見える」と励まされたという。
トランプ氏は「確かにそうだと思った。だからステージで着たいと言った。もう二度と青いスーツは着ないかもしれない」と語り、観衆の笑いを誘った。
この集会では、グリーンベイ・パッカーズの象徴的存在である元クォーターバックのブレット・ファーブ氏らが演説し、次々とバイデン氏の発言を攻撃した。
「私たちはゴミではない。警察官、教師、看護師、祖父母であり、学生たちだ。日々、この国を偉大にしている米国民だ」
トランプ氏が、いつものスーツを作業着に着替えるのは、この数週間で2度目だ。
トランプ氏はペンシルベニア州のマクドナルドのドライブスルーで働き、数十年前にファストフード店で働いたというハリス氏の主張に疑いの目を向けた。