コメンタリー


「ホワイトハウスの審判の日」バイデン家汚職疑惑が過熱

(2023年5月17日)
 影響力行使の疑惑は、バイデン大統領の「バイス(副)」大統領という古い肩書に新たな意味を与えている。司法省は、バイデン一家の金銭的不正の疑惑を何年もかけて調査してきたが、その努力はほとんど報われなかった。
 だが、議会につきが回ってきたのかもしれない。バイデン氏に2期目を与える前に、バイデン氏とその家族が、汚職に手を染め、外国のために便宜を図っていないかどうか、国民は十分に知るべきだ。 →続き

台湾駐米代表、中国の脅威に非対称兵器で対抗

(2023年5月13日)
 台湾の民主主義は、中国からの軍事的脅威と「グレーゾーン」情報戦の両方に直面しており、自衛のために非対称兵器を採用する―台湾の駐米代表はインタビューでこう語った。
 台湾の蕭美琴駐米代表(大使に相当)は、米国の投資家ウォーレン・バフェット氏が、中国の脅威によって、台湾はビジネスを行う上でますます危険な場所となりつつあると主張したことに異議を唱えた。 →続き

バイデン氏再出馬、失われる自由

(2023年5月10日)
 バイデン大統領は、最高司令官としてさらに4年の任期を全うすることを目指している。バイデン氏には2期目を目指す理由があるが、国民には彼を辞めさせたい理由がある。両者の立場を比較検討すると、バイデン2.0が実現すれば、自由が失われるのは明らかだ。
 バイデン氏は4月25日、動画で2期目に向けた選挙戦の開始を表明、2021年1月6日の連邦議会議事堂襲撃の否定的な部分を強調しながら、「私たちが直面している問題は、今後数年間、もっと自由になるか、そうでないかということだ」と述べた。バイデン氏はこの事件直後に政権を引き継ぎ、国内の分断を招いた。 →続き

米の「核の傘」、韓国では警戒の声も

(2023年5月3日)
 韓国の尹錫悦大統領は6日間の訪米中、カラオケで米国民を魅了したが、バイデン政権が提供した核の保証については、本国でも懸念されている。
 4月30日に終了した今回の訪米は、就任早々外交的な失態を犯し、堅物と思われていた尹氏にとって転換点となった。ホワイトハウスでの晩餐会では、ドン・マクリーンの名曲「アメリカン・パイ」の冒頭を歌い、その後に行われた議会での共同演説では、米国民が好きな言葉を披露するなど、愛嬌のあるところを見せた。 →続き

戦略原潜が異例のグアム寄港、首脳合意 米国が韓国に派遣か

(2023年4月30日)
 米海軍は26日、オハイオ級戦略弾道ミサイル原子力潜水艦「メーン」がグアムの米軍基地に寄港していることを明らかにした。米韓首脳は同日のワシントンでの会談で、韓国への戦略原潜の派遣で合意しており、メーンが1980年代以降初めて韓国に寄港する戦略原潜となる可能性がある。
 米海軍がフェイスブックで明らかにしたところによると、入港したのは4月18日。核弾頭搭載可能な長射程の弾道ミサイルを搭載する戦略原潜がグアムに寄港するのは異例で、ミサイル発射命令など潜水艦への通信を中継する海軍機E6Bも同時にグアムに展開しているとみられている。 →続き

G7、石炭めぐり譲歩

(2023年4月27日)
 シェイクスピアは、「思い切りがいいばかりが勇気ではない」と書いた。うまく言ったものだ。世界の先進国のエリートらは、これまで重宝されながら今では嫌われ者の石炭の使用停止に突き進んでいたが、よく考えた末、これを止めた。シェイクスピアの言葉よりも簡潔な表現で言えば、良識が勝ったのだ。
 先進7カ国(G7)は週末、札幌で、気候・エネルギー・環境政策に関する会合を開き、2030年までに段階的に石炭火力発電所を廃止するという約束を支持しないことで合意した。石炭の使用を巡る譲歩に加え、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、欧州連合(EU)の代表は、クリーンな天然ガスが、彼らが切望する化石燃料のない未来への橋渡しになり得ることを→続き