米国内


バイデン米政権が「反ワク本」検閲でアマゾンに圧力

(2024年2月12日)
 バイデン米政権の高官は、新型コロナウイルス・パンデミックの最中、インターネット通販最大手アマゾンの関係者をホワイトハウスに呼び、同社のウェブサイトで販売されていた、コロナワクチンの安全性と有効性を疑問視する書籍の「プロパガンダと偽情報」について話し合っていた。
 ホワイトハウス当局者は2021年3月、「ワクチンの偽情報」に関連する書籍について、「アマゾンを1週間叱り付け」、「これらの書籍の知名度を下げるために」どのような措置を取ることができるか、同社関係者に尋ねたという。下院司法委員会のジム・ジョーダン委員長(オハイオ州選出、共和党)が5日に公開したアマゾンの電子メールで明らかになった。 →続き

女子トイレは生物学的女性だけ ウェストバージニア州でも「女性の権利章典」採択へ

(2024年1月30日)
 4州がすでに女性とは誰のことを指すかを定義する法を採択しており、ウェストバージニア州がまもなく5番目の州になりそうだ。
 共和党のジム・ジャスティス知事と共和党主導の州議会は、「女性の権利法案」の採択に積極的に取り組んでいる。法案は、州法の中で性は二つだけと規定し、生まれたときの生物学的性をもとに「男性」と「女性」を定義するとしている。 →続き

トランス選手から女子スポーツを守れ 競泳のゲインズさんが絵本出版

(2024年1月28日)
 ライリー・ゲインズさんの初の絵本「Happy No Snakes Day(ヘビがいない幸せな日)」には、トランスジェンダーのアスリートは登場しない。うそつきヘビと臆病なリスが登場し、真実を伝える勇気を持つことの大切さを伝えるメッセージが込められている。
 ゲインズさんは、2022年の全米大学体育協会(NCAA)女子選手権でトランスジェンダーの水泳選手リア・トーマスさんと競い合ったことで、男女別スポーツを推進する女性アスリートの顔となった。 →続き

子供の性転換を禁止 知事の拒否権覆す―オハイオ州

(2024年1月26日)
 オハイオ州上院は、議論を呼んでいた「トランスジェンダー法案」に対するマイク・デワイン州知事(共和)の拒否権を覆し、未成年者の性転換処置とトランスジェンダー選手の学校スポーツへの参加を禁止した。
 デワイン氏は昨年12月29日に下院法案68(HB68)に拒否権を発動していたが、上院は1月24日、24対8の圧倒的多数の賛成で拒否権を覆した。下院は1月10日にすでに同様の表決を行っている。 →続き

韓国発祥ドローンサッカー、ラスベガスCESでデビュー

(2024年1月15日)
 ドローンサッカーが今週ラスベガスを席巻し、ボール型のドローンが会場のホテル「ベネチアン・リゾート」に舞い上がった。韓国生まれの未来型スポーツが注目を集めている。
 ラスベガスの高層ビルが昨年、一新され、ラスベガスを象徴するこのホテルの近くに、ホログラム、ロボット、U2などのミュージシャンによるパフォーマンスが楽しめる巨大な球体のエンターテイメント施設「スフィア」が設置された。 →続き

米国の鉄鋼を鍛える 日本製鉄がUSスチール買収

(2024年1月13日)
 日本企業がUSスチールを所有する可能性に、議員たちはパニックを起こしている。1901年にJPモルガンが、アンドリュー・カーネギーの豊富に所有していた製鉄会社を含め九つの大手鉄鋼メーカーを合併させて作った象徴的な会社だ。
 かつて世界有数の大企業であったUSスチールが、140億㌦という比較的わずかな金額で売却されようとしている。同社、そして米国内の鉄鋼業界全体が、過去数十年の間に海外の競合他社に市場シェアを奪われてきたことが、日本製鉄による買収提案をめぐる論争に拍車をかけている。 →続き