米国内


全米で先住民のチーム名・ロゴ復活の動き

(2024年5月29日)
 ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のワシントン・コマンダースのヘッドコーチ、ダン・クイン氏が、2枚の羽根のイラストが描かれたTシャツを着て練習を行ったことが、ソーシャルメディアで憶測を呼んだ。旧チーム名「レッドスキンズ」復活をほのめかしているのではないかということだ。
 チームは2020年、近年の多くの大学や高校と同様、活動家やパートナー企業からの圧力を受けて、チーム名のレッドスキンズとアメリカ先住民に関連するあらゆる図像を廃止した。 →続き

戦没者墓石に国旗 アーリントン墓地で伝統の「フラッグイン」

(2024年5月28日)
 ブライアン・ジュンガ陸軍一等軍曹は22日の夜遅く、アーリントン国立墓地(バージニア州)にいた。
 迷いはなかった。23日の早朝、感動的なメモリアル・デー(戦没者追悼記念日)の伝統を守るためにここ戻ってきた。埋葬されている26万人以上の米軍兵士の墓に国旗を立てるためだ。 →続き

性転換を親に隠す指針に反対 最高裁が訴え棄却

(2024年5月25日)
 連邦最高裁は20日、子供の性別移行を親に知らせないという学校の指針に反対する訴えを棄却した。親が子供の養育に責任を持つという基本的権利に反するというのが提訴の理由だ。
 メリーランド州モンゴメリー郡教育委員会が、子供が性別移行しているかどうかを学校職員が親に知らせない指針を採用したため、3人の親(プライバシー保護のため匿名)が同委員会を相手取って訴訟を起こした。 →続き

「多様・平等・包摂」へ反発強まる 「有害な思想」と大学で排除の動き

(2024年5月23日)
 「ダイバーシティー、エクイティー、インクルージョン(多様性・平等・包摂性、DEI)」プログラムは、大学で怒りを買い、ドミノのように倒れ、崩壊しつつある。州からの圧力を受け、裁判で破れ、人種で人々を分けることは学生にとって悪いことしかないという意識が高まっているためだ。
 クロニクル・オブ・ハイヤー・エデュケーション誌の追跡調査「DEIへの攻撃」によると、2023年1月以降、22州の少なくとも158の大学が、DEIへの取り組みを縮小。DEI担当部署の廃止、多様性に関する表明の禁止、職員の解雇などを実施した。 →続き

トランス選手が女子陸上で優勝 観客からブーイングも-オレゴン州

(2024年5月22日)
 男性から女性に転換したトランスジェンダーの陸上選手が、オレゴン州の女子陸上競技で優勝したことで、スタジアムの観衆からブーイングを浴びた。女子スポーツでのトランス選手の存在感の増大に対する反発の表れだ。
 ポートランドにあるマクダニエル高校2年生のエイデン・ギャラガーさんは、18日のオレゴン州スクール・アクティビティー協会(OSAA)陸上競技選手権大会の女子200㍍で金メダルを獲得した。オレゴン大学のヘイワード・フィールドに集まった観客からのブーイングを浴びながらのゴールとなった。 →続き

コロナ後も続く政府職員の在宅勤務

(2024年5月17日)
 バイデン大統領は1年前、全国的な新型コロナウイルスの公衆衛生上の緊急事態を正式に終了したが、連邦政府機関は職員を職場に戻すために非常に苦労しており、在宅勤務者をどのように管理するか、その方法を見つけようとしている人もいる。
 ホワイトハウスは50-50の目標を設定した。これはオフィスの仕事を持つ従業員が10日間の勤務期間ごとに少なくとも5日間はオフィスで過ごすことが期待されることを意味している。政府機関の責任者はその目標を達成するために努力していると言うが、実行している人は多くはないようだ。 →続き

女子スポーツ支援を訴えたバイデン氏に「厚かましい」と非難

(2024年5月13日)
 バイデン大統領は、政敵に格好の攻撃材料を与えてしまった。教育での女性に対する差別の撤廃を目指す教育改正法第9編(タイトル9)を見直し、女性を自認する生物学的男性も対象とすると発表したばかりであるにもかかわらず、国民に「女子スポーツを支援する」よう呼びかけたからだ。
 バイデン氏は9日、2023年の女子プロバスケットボールリーグ(WNBA)のチャンピオン、ラスベガス・エースを称えるホワイトハウスでの式典で、女性選手らにエールを送り、「女子バスケットボール界にとって飛躍の年となった」と述べた。 →続き