大学に入りこむ「キャンセル・カルチャー」、「ウォークイズム」を警戒する教育団体

(2021年7月9日)

In this March 1, 2021, photo, protesters and counter-protesters gather at the Dixie State University campus to express opinions on the potential name change of the university in St. George, Utah. (Chris Caldwell /The Spectrum via AP)


 「キャンセル・カルチャー」が各地の大学に広まるにつれ、他は申し分ない教員たちが長年の教育慣行に従ったり、まったく悪気なしに「反則的な」用語を使ってしまい、突然、厄介者として追われる羽目になっている。

 「高等教育に関わり10年ほどなので、今の状況が最悪なのか断定できませんが、提出された苦情事案の数は昨年、記録更新しました」-大学構内の言論の自由を擁護する非営利団体「教育現場の人権財団(FIRE)」のダニエル・バーネット氏はこう指摘した。

 同氏によれば、「FIRE」は事案増加を一つの理由に特定できないものの、この現象は2020年5月ころから顕著になった。その月はジョージ・フロイド氏がミネアポリス警察に拘束・殺害されて、抗議の波が巻き起こった時期に当たる。

 「我々が処理した苦情件数は、2020年5月の60件が、翌月282件になり、昨年夏以来、目に見えて増加してきた」、バーネット氏は説明した。 「以来、ひと月を除き毎月の苦情件数は三ケタ台を続けており、そんなことは2007年から通算9回しか起きていない。2021年の苦情の3分の1は教職員から出されている。」

 
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