人気ドラマ「ザ・チョーズン」、シーズン3撮影開始へ
By Mark A. Kellner – The Washington Times – Wednesday, December 22, 2021
イエス・キリストの生涯を描いた人気ネット配信ドラマシリーズ「ザ・チョーズン」が、シーズン3製作のための資金集めを完了した。シリーズの立案者で製作総責任者のダラス・ジェンキンス氏が22日、ファンへのメールで明らかにした。
「シーズン3の資金集めが昨日完結した。感無量だ」
「スタジオの出す高額の小切手に未来を委ねたりはしない。この無料のドラマのために資金提供してくれる皆に委ねたい」
シリーズは、グーグル・アンドロイドとアップルのiOS機器で視聴可能で、BYUtv、ユーチューブでも見られる。
製作費をスタジオに依存する他のテレビドラマと違い、製作会社のリーブズ・アンド・フィッシーズ・プロダクションと、ユタ州を拠点とするパートナーのエンジェル・スタジオは、視聴者の「ペイ・イット・フォワード(恩送り)」による資金提供、関連グッズやDVD、ブルーレイディスクの販売を製作資金にしている。
ジェンキンス氏は、「何度も言っているように、私たちは慈善団体ではない。『寄付』を求めているわけではない。利益を得るためにしているわけでもないが、存続するには利益が必要だ」と表明した。
また、「今後もエピソード、シーズンを作り続け、一方で、購入できない人のために無料で提供できるよう」視聴者が支援してくれているとジェンキンス氏は強調している。
ザ・チョーズンは6月時点で、2億回を超える再生回数を記録、今後の製作費として視聴者から2200万ドルを調達していた。
その後も再生回数、調達資金は増加し、クリスマス特別版「ザ・チョーズン-ザ・メッセンジャーズ」は全米の1500の映画館で10日間にわたって上映されるという記録を立てた。
9月のクリスマス特別版撮影中、ジェンキンス氏は、シーズン3の脚本、ストーリーについて自信を示した。
ジェンキンス氏はユタ州ゴシェンの撮影現場でのインタビューで、「シーズン3をもうすぐ書き上げる。2022年初めには上映を開始したい」と述べていた。
「まだ話すことはできないが、準備は進んでいる。ファンが喜んでくれるようなストーリーになる。脚本も素晴らしい」
ユタ州以外では、テキサス州ミッドロージアンにある広さ1000エーカー(4平方キロ)の救世軍ホブリツェル・キャンプ・アンド・コンファレンス・センターでも撮影が行われている。
製作会社はここに、1世紀の村のセット、サウンドステージを建設、シーズン3後に製作するとされている残る5シーズンはここで撮影されるとみられている。
ここは、キリスト教福音派教会や慈善団体が、都市部の若者の動画製作の訓練にも使用されている。