ロシアの隣国への戦争はジョージアで始まった

(2022年2月19日)

2022年2月16日(水)、ワシントンの国務省で行われたアントニー・ブリンケン国務長官との会談で話すエストニアのエバ-マリア・リイメッツ外務大臣。(Saul Loeb/Pool via AP)

By Mike Glenn – The Washington Times – Wednesday, February 16, 2022

 ロシアの隣国への宣戦布告のない戦争は、昨年からのウクライナ国境への大規模な部隊の配備で始まったわけではない。2008年のジョージアへの軍事介入に始まり、2014年にはクリミアを併合した。エストニアの外交トップが16日、こう語った。

 エバマリア・リーメッツ外相は、ロシアによるウクライナへの軍事的威嚇を知っても、特には驚かなかったと述べた。

 ワシントンのシンクタンク「ニュー・アメリカン・セキュリティー・センター」で、「ロシアは民主的で、繁栄した国と国境を接することを望んでいない。周辺に緩衝地帯を再構築しようとしている」と主張した。

 ウクライナと違いエストニアは、北大西洋条約機構(NATO)加盟国であり、同盟からの保護を受けられる。

 「しかし、エストニアにはウクライナからの移民労働者が数多くいる。誰もがこの問題を気に掛けている。私たちは、経済的に支援し、軍事的、政治的にも支援している」

 リーメッツ氏は、ウクライナ問題をめぐるNATO加盟国間と、欧州連合(EU)内の連帯に感銘を受けているという。

 「欧州で現在起きている安全保障の危機では明らかに、米国が非常に重要な役割を担っている。米国によるリーダーシップがあることはとても重要なことだ。これが今後も続くことを望んでいる」

 ウクライナ情勢が緊迫し、米国は欧州東部に6000人以上の兵員を派遣し、神経質になっているポーランド、ルーマニアなどのNATO同盟国を支援した。リーメッツ氏は、現在の危機が去っても、米兵がとどまることを望んでいると強調した。

 「バルト海沿岸地域の米国のプレゼンスを歓迎する。わが国国民にとって明確なメッセージとなる」

 エストニアはウクライナと同様、ロシアと国境を接しており、ロシア国民は社会的に強いストレスにさらされている。リーメッツ氏は、ロシアの反政府活動家らは投獄され、独立系シンクタンクは解散させられていると指摘、ロシア政府は、自国民を標的とした「巨大な」ディスインフォメーション機関であり、世論調査にも影響を及ぼしていると訴えた。

 「世論調査を見ると明らかに、ロシア国民の大多数は、(ウクライナに対する)この戦争はロシアが仕掛けたものではなく、欧米、特にNATOが仕掛けたと考えている」

 バイデン大統領は、ロシアのプーチン大統領が国境を越えてウクライナ領へと戦車を進撃させれば、ロシア政府に強力な制裁を科すと威嚇している。リーメッツ氏は、そのようなことがあれば、域内の他国にも悪い影響が及ぶと主張した。

 「しかし、同時に、私たちの視点から見れば、(ロシアの侵攻に対して)強い、大規模な制裁を科すことは重要なことだ。だから、その影響についても話し合う。警戒を怠ってはならない」

中国と新型コロナウイルス感染症のパンデミック イラスト:リナス・ガーシス/ワシントン・タイムズ

中国共産党は新型コロナの責任果たせ 米ハドソン研究所中国センター所長 マイルズ・ユー

(2026年08月31日)
米海軍作戦部長のダリル・コードル提督は、2025年11月17日、東京訪問中に選ばれた記者団と会見した。(AP通信/マリ・ヤマグチ撮影)

海軍作戦部長、中東への戦力移動は中国抑止に影響

(2026年08月30日)
8月18日に撮影されたこのヴァントール衛星画像は、ヤゴン礁を捉えたもので、アナリストらは、約9マイル離れたアンテロープ礁における人民解放軍の軍事作戦を支援する可能性のある、中国の早期警戒レーダーの開発を示していると指摘している。(画像提供:衛星画像 ©2026 Vantor)

中国、西沙諸島に新たな軍事基地 米が強く非難

(2026年08月28日)
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(右)は、2026年8月13日(木)、千島列島最大の島である択禄島のクリリスクにある、ロシア英雄エドゥアルド・ノルポロフ記念中学校を訪問した。(ガヴリール・グリゴロフ、スプートニク、クレムリン・プール写真、AP通信経由)

ロシア、北方領土近くでミサイル試射 日本の対中防衛重視に影響も

(2026年08月24日)
新天地教会の指導者であるイ・マンヒ氏が、2026年6月24日(水)、韓国ソウルのソウル中央地方裁判所に到着した。(イ・ヨンファン/ニューシス提供、AP通信経由)

韓国の信教の自由攻撃に警鐘 韓日中活動家による反宗教「不浄な同盟」指摘も

(2026年08月23日)
2019年10月2日に低速シャッタースピードで撮影され、米空軍が提供したこの画像は、カリフォルニア州ヴァンデンバーグ空軍基地で行われた非武装のミニットマン3大陸間弾道ミサイルの発射実験の様子を示している。スウェーデンのシンクタンクは2024年6月17日(月)、世界の核保有国9カ国は核兵器の近代化を続け、2023年には核抑止力への依存度をさらに高めるだろうと述べた。(JTアームストロング軍曹/米空軍提供、AP通信経由)

国防総省、中露の脅威受け核指針を見直し 抑止力を強化へ

(2026年08月22日)
2026年1月30日(金)、東京南部の海上自衛隊横須賀地区本部で、小泉進次郎防衛大臣が韓国の安徽博防衛大臣と会談後、報道陣の取材に応じた。(AP通信/ユージン・ホシコ撮影、資料写真)

太平洋諸国が連携強化 小泉防衛相が豪訪問、米は警戒

(2026年08月19日)
2025年2月18日、スカボロー礁上空で、中国軍のヘリコプターがフィリピン水産局(BFAR)の航空機に接近飛行している。(AP通信/ジョエル・カルピタン撮影)

中国、南シナ海で支配強化 米国務省が「安定損なう」と異例の非難

(2026年08月16日)
2026年2月12日木曜日、ブリュッセルのNATO本部で、ウクライナ防衛連絡グループの会合開始を待つエルブリッジ・コルビー米国防次官(政策担当)。(AP通信/ゲールト・ヴァンデン・ワインガート撮影)

米国防当局者、中国への「現実主義」政策を提示 静かな外交、抑止力を強化

(2026年08月14日)
第93ホロドニー・ヤール独立機械化旅団の報道部が提供したこの写真では、兵士たちが2026年8月4日火曜日、ウクライナのドネツク州クラマトルスク前線都市付近のロシア軍陣地に向けて、多連装ロケットシステムBM-21「グラード」を発射する準備をしている。(イリーナ・リバコワ/ウクライナ第93機械化旅団提供、AP通信経由)

対ウクライナ・米国戦争でロシア・イランが連携 兵器、情報を供与

(2026年08月08日)
→その他のニュース