「正当な勝者」は女子選手、共和党議員らが決議案
(2022年4月3日)

2020東京オリンピック女子400メートル個人メドレーの表彰台で銀メダルを手にポーズをとるエマ・ウェイアント選手(米国)=2021年7月25日(日)、東京都千代田区。(AP Photo/Matthias Schrader)
共和党の下院議員らが先月30日、五輪銀メダリストのエマ・ウェイアントさんを、3月に行われた全米大学体育協会(NCAA)ディビジョン1の全米選手権でリア・トマスさんが勝利した競技の「正当な勝者」と認める決議案を提出した。
バージニア大学の1年生で20歳のウェイアントさんは、500ヤード自由形でトマスさんに次ぐ2位だった。トマスさんはペンシルベニア大学5年目の4年生で、男性として生まれ、3年間、男子チームに所属していたが、女子チームに移行した。
決議案を提出したボーベルト下院議員(共和、コロラド州)は、「エマ・ウェイアントさんは、NCAAディビジョン1全米選手権500ヤード女子自由形で最も早い女子選手だったが、1位の地位は、男子競泳で成績を残せなかった二流男子選手に盗まれた」と述べた。
決議案は、21人の共和党議員らが共同で提出したもので、2021年東京五輪の400メートル個人メドレーで銀メダルを獲得したウェイアントさんをたたえ、男性として生まれた選手が女子選手と競うことをルールとして認めているNCAAを批判した。
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