バイデン氏の空理空論

(2022年4月7日)

ロシアのウクライナ侵攻について演説するジョー・バイデン大統領(2022年3月26日土曜日、ワルシャワの王城にて)。(AP Photo/Evan Vucci)


 バイデン大統領は先週末、欧州を訪問、自由な人々が、独裁者との世代間戦争に打ち勝つためにはどうしたらよいかについて演説した。

 残念ながら、バイデン氏や、彼の政権にとっては、演説は言葉の上だけのものだった。相互に絡み合ったエネルギーとロシアのウクライナ侵攻の問題へのバイデン氏や政権の対応は、両方の問題を悪化させ続けている。

 ウクライナの戦争に関して、バイデン氏がしていないことのすべてを、簡単にリストアップしてみよう。

 ロシアと取引をしている人々に二次制裁を科していない。ロシアからエネルギーを輸入し続けている欧州のどの国にも制裁を加えたり、厳しい言い方をしたりしていない(ドイツのことだ)。ロシアのエネルギーの購入に、ハードカレンシーで支払うと同時に、ウクライナには武器や物資を提供することによって、欧州連合(EU)諸国は実質的に、この戦争の双方の側に資金援助を行っていることになる。

 この紛争を、自由な人々と独裁者の間の紛争としながら、上で述べた事実を少しでも分かっていれば、そういうことはさせなかったであろう。

 
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