米韓への圧力強める北朝鮮 核実験の再開間近か

(2022年4月23日)

2022年4月17日(日)に北朝鮮政府から提供された未公開写真で、北朝鮮の非公開の場所にいる金正恩(キム・ジョンウン)委員長を撮影したもの。北朝鮮は日曜日、新たに開発した戦術誘導兵器の試験発射に成功したと発表した。朝鮮中央通信によると、金正恩は発射を見守ったという。(朝鮮中央通信/APによる韓国通信社)

By Guy Taylor – The Washington Times – Thursday, April 21, 2022

 米国の安全保障専門家らは、北朝鮮が、発足から1年以上たったバイデン米政権への圧力をさらに強化しており、早ければ来週にも核実験を行うとの見方を示した。

 元国防情報局(DIA)分析官で、テキサス州のアンジェロ州立大学政治科学教授のブルース・ベクトル氏は、北朝鮮がミサイルの発射実験を相次いで実施していることについてワシントン・タイムズとのインタビューで、「米国と韓国から何らかの動きを引き出そうとしている」と分析。その上で、現状は、トランプ前政権の初期に弾道ミサイルの試射、6回目の核実験を実施した時期と似ており、「次は間違いなく核実験だ」と述べた。

 2013年と16年の核実験は25キロトン以下、17年には100キロトンにまで引き上げられており、「17年よりも出力の大きい核実験を行うのではないか」と指摘、米韓を動揺させ、交渉のテーブルに着かせることが狙いとみていることを明らかにした。

 また、ベクトル氏は、核実験の時期として、韓国の尹錫悦次期大統領が就任する5月10日以降、「年内には実施される」とみている。

 北朝鮮は06年から17年の間に北東部・豊渓里の実験場で6回の核実験を実施したが、18年の米朝首脳会談前に実験場入り口のトンネルを爆破、金正恩朝鮮労働党委員長(当時)は、米国との交渉が行われている間は大陸間弾道弾(ICBM)と核兵器の実験を凍結することを明らかにしていた。

 ヘリテージ財団のブルース・クリングナー上級研究員は、「ICBMについては凍結を解除した」と指摘、豊渓里実験場で「核実験の準備を進めており」、早ければ、朝鮮人民軍創設記念日の4月25日にも「次のICBMの試射か核実験」が実施される可能性を示唆した。

 また、これまでの米政権の制裁は不完全だったと指摘、完全に実施されれば、「ミサイル、核の開発を困難にし、外交交渉へと戻らせられる可能性はある」と制裁強化に期待を表明した。

国防総省、中国系金融ネットワークに依存 米防諜契約に安全保障上の懸念

(2026年05月12日)

米海軍、優位性維持へ「ヘッジ戦略」 無人・電子戦システムに重点投資

(2026年05月07日)

中国企業、米軍の動きを追跡 衛星画像をイランが取得

(2026年05月06日)

「ゴールデンドーム」構想 新型迎撃ミサイル、レーザー、サイバー攻撃で敵ミサイル攻撃を阻止

(2026年05月04日)
2021年9月12日(日)、カリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地から地上配備型迎撃ミサイルが発射された。(AP通信/マット・ハートマン)

宇宙に迎撃ミサイル配備 米軍が計画初公表

(2026年04月28日)

中国のミサイル脅威「急速に拡大中」 国防情報局が警鐘

(2026年04月25日)

西半球の軍事指揮官らが、増大する中国の脅威について警告

(2026年03月23日)

中国の核弾頭管理に脆弱性-米報告

(2026年03月17日)

CIA、工作員勧誘へ中国向け動画 1億回超再生

(2026年03月16日)

中国軍が水中戦能力を急速に拡大

(2026年03月07日)
→その他のニュース