連邦法執行機関の政治化
(2022年6月15日)

2022年6月3日(金)、ワシントンの連邦裁判所の外で記者団に話すトランプ・ホワイトハウスの元職員ピーター・ナバロ。ナバロ氏は、1月6日の米連邦議会議事堂襲撃事件を調査する下院委員会からの召喚状を無視したため、金曜日に侮辱罪で起訴された。(AP写真/Jacquelyn Martin)
なぜ、トランプ前大統領のナバロ前米大統領補佐官が、議会侮辱罪で起訴され、逮捕され、投獄されたのか、ふに落ちない。
さらに言えば、なぜ、暴動者(抗議者?)らは、1月6日から17カ月間も、裁判前勾留に処せられていたままだったのであろうか。
なぜ、連邦情報局(FBI)や、トランプ前大統領と彼の選挙戦組織が、何か魔法でも使って、ロシアと共謀したというような社会的に破壊的かつ名誉毀損(きそん)的で、完全に捏造(ねつぞう)された考えが流布された件で一役買った他の法執行機関の人間が誰一人として責任を問われないのであろうか。
1月6日委員会が、1月6日とは関係のないナバロ氏のような人々に質問するのはなぜか。彼らは、なぜ、群衆の中にいるFBIの情報提供者を呼んで証言するよう頼まなかったのだろうか。委員らは、なぜ国会議事堂のドアが開いていたのか、あるいは、なぜ「暴徒ら」は武装していなかったのか、について尋ねなかったのだろうか。
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