ベネズエラのマドゥロ大統領に裁きを

(2022年6月24日)

2022年6月11日(土)、イラン・テヘランのサーダバード宮殿で行われた共同記者会見の終了後、握手するイランのエブラヒム・ライシ大統領(右)とベネズエラのニコラス・マドゥロ代表。(AP写真/Vahid Salemi)

By Editorial Board – The Washington Times – Thursday, June 16, 2022

 今週、ルビオ上院議員は、ベネズエラのマドゥロ大統領の暫定的逮捕を求める書簡を司法省と国土安全保障省に送った。

 マドゥロ氏は、米国他60カ国が、グアイド国会議長を合法的な暫定大統領として認めているにもかかわらず、軍事、政治機構の権力を維持している。

 ルビオ氏は、ガーランド司法長官とマヨルカス国土安全保障長官宛てに次のように書いた。「私は、この書面により、両氏が国家中央事務局に指示し、直ちに国際刑事警察機構事務局長にニコラス・マドゥロ・モロス・ベネズエラ前大統領の仮逮捕を求める赤手配書を発行するよう要望書を出させることを求める」

 そして「ご存じのように、マドゥロは、米国相手に戦う武器として、違法薬物を使用するために、テロ組織と手を組んだかどで告発されている犯罪者である。米国の国家安全保障と地域の安定のために、マドゥロはベネズエラの国民に対する犯罪のかどで裁判にかけられなければならない」と付け加えた。

 司法省が2年以上前にベネズエラの共産党の独裁者他14人の政権担当者に対して起訴状を出していたことを考えれば、ルビオ氏の要求はもっともなことである。

 汚職、麻薬密売、麻薬テロを含むこれらの告発は、マドゥロ氏および彼の政権が、わが国の福祉を損なうために一致団結して、意図的に米国をコカイン漬けにしたのだという司法省の確信から行われたものだ。

 2020年3月に起訴状が出された時、フロリダ南部地区の米国の元弁護士アリアナ・ファヤルド・オルシャン氏も、マドゥロ政権の当局者は「組織的に、ベネズエラから数十億㌦をも略奪」し、「南フロリダの銀行や不動産を」使って「彼らの違法行為を隠し、永続させ…それをベネズエラの司法制度の最高レベルにまで拡散させた」と告発した。

 ルビオ氏の書簡には、麻薬密売に加えて、コロンビア全土の3000人ものメンバーが活動している自称マルクス・レーニン主義ゲリラ軍である民族解放軍(ELN)などのテロ組織に対して行っているマドゥロ氏の支援のことも、強調されている。

 米国と欧州連合(EU)双方も、ELNを海外のテロ組織としてリストアップし、2005年には、国連人権委員会が、ELNは「民間人を含む数回の虐殺と誘拐を含む一連の襲撃を行った」と記した報告書を公表した。

 ルビオ氏は、マドゥロ氏が、支援を得るためにアフリカ、アジア、中東その他の権威主義国家を堂々と訪問しており、米国が拘束するための条件は十分整っているとみている。ちょうど先週末、マドゥロ氏はテヘランを訪れ、米国の制裁を回避するためにイランとの相互協力協定に署名したところだ。

 ルビオ氏としては、正義のためにできることはこれが精いっぱいであろう。もう、これ以上、先延ばしにしてはいけない。この麻薬密売の暴君を裁判にかける機が到来した。

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