独占インタビュー:コンウェイ氏、2020年選挙戦の「大失敗」はクシュナー氏のせい

(2022年7月17日)

2020年4月30日(木)、ワシントンのホワイトハウス執務室で、フィル・マーフィー知事(民主党)とコロナウイルス対応について会談中のドナルド・トランプ大統領の話を聞く、ホワイトハウス上級顧問ジャレッド・クシュナー氏とホワイトハウス顧問ケリーアン・コンウェイ氏。(AP Photo/Evan Vucci)

By Dave Boyer – The Washington Times – Wednesday, July 6, 2022

 トランプ前政権の上級顧問だったケリーアン・コンウェイ氏はワシントン・タイムズ紙に、2024年大統領選への立候補と新たに発足する可能性のあるトランプ政権に、義理の息子ジャレド・クシュナー氏をかかわらせてはならないと語った。

 2016年に成功したドナルド・トランプ前大統領の大統領選挙キャンペーンを取り仕切ったコンウェイ女史は、クシュナー氏が前大統領の親族という立場から数十億ドルのビジネスベンチャーを手にしながら、2020年の選挙敗北の責任から「手を切ろう」としていると指摘した。

 「ジャレド・クシュナー氏ほどドナルド・トランプ大統領の任期中に多額の利益を得た人物はいない。報道を信じるなら…彼の(投資)ファンドに何十億ドルも入った」。コンウェイ夫人は6日、ワシントン・タイムズのオピニオンエディター、チャールズ・ハート氏と解説エディター、ケリー・サドラー氏とのオンラインインタビューで述べた。

 クシュナー氏はプライベート・エクイティ会社を設立し、サウジアラビアの政府系ファンドから20億ドルの投資を受けたと報じられている。彼は2020年選挙後の問題にはほとんどかかわらず、中東での和平交渉の試みに注意を向けることを選んだ。

 コンウェイ夫人はインタビューの中で、トランプ氏が、バイデン大統領に敗れたことへの怒りではなく、2016年の勝利につながった課題を争点に選挙戦を行えば、2024年の大統領候補指名は「誰も止められない」と述べた。その上で、2024年のトランプ氏の共和党候補指名に対する最大の脅威とみられているフロリダ州のロン・デサンティス知事は、全米レベルでの選挙経験がないと指摘した。

 コンウェイ夫人は、新しい回顧録「ヒアズ・ザ・ディール(これこそディール)」の宣伝ツアーの最中、2020年大統領選でトランプ陣営の14億ドルの選挙資金を「無駄にした」として、トランプ氏顧問らを批判してきた。中でも、イバンカ・トランプ氏の夫で、4年間、大統領上級顧問を務めたクシュナー氏は、彼女の標的の筆頭だ。

 コンウェイ夫人は、クシュナー氏は政治との関係を「断った」とする報道をあざ笑うように、「それは『自分に与えた権限すべてに責任を持てるわけではない』という都合のよい言い訳だ」と述べた。

 「ジャレドにとって、あの2020年の選挙戦の大失敗の責任を取らされず、率直に言って、本当にうまくいかなくなるまでの5年間、ずっと義父のそばにいたと言っていながら、今、そこにおらず、責任を取らないことは、信じられないほど都合がよすぎる。ジャレドはホワイトハウスで働くべきではない」

 ワシントン・タイムズ紙はクシュナー氏にコメントを求めたが、返答はなかった。

 コンウェイ夫人は、メディアが2020年にクシュナー氏は「事実上の首席補佐官」「事実上の選挙事務局長」になったと評価していたと指摘、クシュナー氏が本を出すことを揶揄してこう語った。

 「大統領として、つまりトランプ大統領の上級顧問として、彼が行った素晴らしいことのすべてが語られている」

 コンウェイ夫人は2020年の選挙戦に言及し、「14億ドルを浪費し、仕事を成し遂げられなかった責任者たち、私たちはその責任を追及していない 」と述べた。

 2024年にトランプ氏が大統領候補となる可能性についてコンウェイ夫人は、トランプ氏はバイデン氏とカマラ・ハリス副大統領の下での国の方向性を「悲しみ、不満を持っている」と述べた。

 「バイデン氏とハリス氏は、子供を生むより短い時間で、エネルギー経済とアフガニスタンからの致命的な撤退でこの国を台無しにした。他にもたくさんある。(トランプ氏が)『この現状を変えたい』と言うのは、米国を愛しているからだ」

 「トランプ氏が出馬を望む二つ目の理由は、『すでにやったからできる』と言えるトランプ氏ならではの立場にあるからだ」

 トランプ氏は出馬の意向を表明していないが、定期的に話をしているコンウェイ夫人は、トランプ氏が2024年の立候補を早急に表明することを検討しているという最近の報道を認めた。彼女は、選挙マネジャーを務めた2016年に大統領選に勝利した「アメリカ・ファースト」のようなキャンペーンに注力するよう促したという。

 「もしトランプ大統領が2024年に出馬することを望み、そうすれば、…彼はただ前を向いてビジョンを示し、未来に向かえばいい。そして、2016年の彼を含むすべての偉大な大統領候補が、前向きなビジョンを持ち、彼自身の不満ではなく国民の不満、つまり、経済、心配、不安、私たちが見るところどこでも感じる不安と混乱と危機についてよく考え、彼が来ればそのすべてを排除しないまでも緩和すると人々に思わせなければならない」

 「私はビンテージ・トランプ2015-2016、仕事のあの喜び、集会、人々とのつながりが好きだ」

 コンウェイ夫人は、「あの壁を作れ」といった2016年のトランプ陣営のよく知られたフレーズや税金や規制の削減といったテーマが、バイデン氏の下での不手際やインフレ高騰に対して、再選へのメッセージとなるだろうと述べた。

 「その(トランプ氏の政策課題の)すべてがとても説得力があり、人々は彼がなぜ立候補し、何を手に入れるのかを正確に理解していた。ビンンテージ・トランプと2020年のあの素晴らしい成果とを合わせれば、2024年にトランプ氏を止められる者はいない」

 デサンティス氏は、共和党の大統領候補としてトランプ氏のライバルになる可能性があるとよく言われている。コンウェイ夫人は、デサンティス氏は「信じられないほど強い」知事だが、2018年に比較的弱い民主党の対抗馬に対してトランプ氏の支持がなければ当選できなかっただろうと述べた。

 彼女は共和党の献金者に対し、デサンティス氏は全国的な舞台をまだ経験していないという一種の警告を発した。

 「彼は明らかに献金者や草の根から高い支持を受けている。しかし、私が言いたいのは、私は献金者を大切に思っているということだ。彼らは人生で非常に成功している人たちだ。だが、次の候補者を誰にすべきかで間違うことがよくある。『デサンティスがいい』と言う人は、彼のことをよく分かっていない。デサンティスであれ、ジョー・ブローであれ、ドナルド・トランプであれ、チャーリー・ハートであれ、名前の後に『R(共和党)』がついていれば、あなたのところに来てくれると思っているはずだ。だから、誰もが不屈で、選挙に強いと思っている人物を、メディアと左派は攻撃する。その場に立たされるまでは、その人の実力は分からないものだ」

 デサンティス氏の広報担当者は、コメントを求めたが応じなかった。

 彼女は明らかに、トランプ氏が2020年の選挙は盗まれたと訴えて選挙戦を戦うことは間違いだと考えているが、選挙は公正ではなかったと考えている。

 「私は盗まれたとか不正とかについて話してはいない。彼のチームは証拠を出すのに十分な時間があったが、しなかった。選挙人は12月14日にその選挙結果を認定した。私はそのことを事前に何も知らされていなかった。それについて私はまだ、畏敬というより、衝撃を受けている」

 彼女は、民主党とメディアは、2021年1月6日の親トランプ氏の暴動に焦点を当てすぎていると語った。

 「私たちは前に進み、前を見なければならない。人々は今、苦しんでいる」

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