バイデン氏、一連の勝利で支持率上昇

(2022年8月21日)

2022年8月16日(火)、ワシントンのホワイトハウスのステートダイニングルームで、民主党の画期的な気候変動・医療法案に署名するジョー・バイデン大統領。(AP写真/スーザン・ウォルシュ)

By Jeff Mordock – The Washington Times – Wednesday, August 17, 2022

 バイデン大統領の支持率は、このところの連勝によって、1週間の間に3ポイント上昇した。しかし、17日に発表されたポリティコ/モーニング・コンサルトの世論調査によると、まだ有権者の大多数から支持されていない。

 大統領就任以来最も成功した数週間を経て、バイデン氏の支持率が42%に上昇したことが、この世論調査で明らかになった。先週発表された同じ調査では、39%だった。

 また、バイデン氏の仕事ぶりを支持しないという登録有権者の数は、59%から56%にわずかに減少していることも分かった。

 この国が正しい方向に進んでいると答えた人は、先週の25%から30%に増加した。国が間違った方向に進んでいると答えた有権者は70%で、1週間前は75%だった。

 良いニュースがあるにもかかわらず、バイデン氏への支持率は依然として芳しくなく、11月の中間選挙での民主党の勝敗の予想は、いっそう複雑になっている。政治的予言者らは共和党の大勝利を予測してきたが、17日の世論調査を受けて民主党は、両院を支配しようとする共和党の望みを絶てるかもしれないという希望を持った可能性がある。

 この世論調査が実施されたのは、長らく停滞していた7400億ドルの気候変動、医療、増税に関する法案が可決され、バイデン氏が議会で大勝利を果たした後だった。バイデン氏は16日にこの法案に署名した。

 この法案は民主党だけで可決したものだが、バイデン氏は銃規制とコンピューターチップ製造に関する法案でも超党派で勝利を収めた。

 このほか、世界的な最重要指名手配テロリストで、アルカイダのトップのアイマン・ザワヒリ容疑者を殺害したこと、ガソリン価格の下落、過去50年間で最低の失業率などの勝利も上げている。

 この世論調査は、下院民主党が「インフレ低減法」と呼ぶ大規模な税制・気候変動法案を可決した後に実施された。8月12日~14日の間に登録有権者2005人を対象に行われ、誤差はプラスマイナス2ポイント。

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