台湾高官、米に軍事支援を要請

(2022年10月2日)

2022年8月18日木曜日、台湾南東部花蓮県の基地で、エリコン35mm連装高射砲を操作する台湾の兵士たち。台湾は、北京の政治的支配を受け入れるという中国の圧力に抵抗する能力を示すために、軍事演習を行なっている。(AP Photo/Johnson Lai)

By Guy Taylor – The Washington Times – Wednesday, September 28, 2022

 【台北】台湾の対中政策を主管する大陸委員会の邱垂正・副主任委員は28日、習近平国家主席が率いる中国が、極端な形の「密室国家主義」と「全体主義」を推進し、台湾、米国などの民主主義国家の未来を脅かしていると警告した。

 数週間後には、習氏の中国国内での権力は一層強化されることが予想されている。

 習氏はいずれ台湾を併合すると主張しており、台湾の地位をめぐって米中関係の緊張は高まっている。

 中国が台湾周辺で大規模な軍事演習を行い、ミサイルの試験発射を行い、ペロシ米下院議長の先月の台湾訪問に抗議したことから、緊張は高まった。また、ハリス副大統領が28日に日本で、米政府は中国の挑発に対して「今後も台湾の自衛を支持する」と述べたことがさらに拍車を掛けた。

 中国は、バイデン米政権の発言、議員や高官らの訪台によって、中国と台湾の地位をめぐる従来の方針が揺らいでいると主張している。米議会で台湾支持が高まり、ホワイトハウスは、過剰反応だと中国政府を非難している。

 ハリス氏は横須賀の米海軍基地の駆逐艦ハワードの艦上で、「中国は法に基づく国際秩序の重要な要素をないがしろにしている。軍事力、経済力を使って、近隣諸国を威嚇し、脅かしている。東シナ海、南シナ海で混乱を招く行動を目の当たりにしてきた。最近では台湾海峡での挑発行動も行われた」と述べた。

 その数時間前、邱氏は台北で記者団に、台湾当局者、市民が「中国からの激しい抑圧」を受け、「中国は台湾を併合する可能性がある」と訴えた。

 邱氏はワシントン・タイムズなど海外メディアの記者らとの会合で「防衛に関しては米国の支援が必要であり、台湾も軍事能力を強化していく」と述べた。記者らは、台湾外交部(外務省)主催の企画で台湾を訪れている。

 邱氏は、「(中国が台湾に対して)ますます主張を強め、攻撃的になることは間違いない」と訴えた。以前から、複雑に変化してきた両政府の関係が、独裁と自由主義との間の世界的な覇権争いの中心的問題となっている。

 「これまで、台湾は中国に対峙(たいじ)する前線だった。今は全体主義と民主主義の間の対立の前線になっている」

 邱氏は、台湾の民主主義は、東アジアや世界にとってモデルとなり得るものであり、その経済的成功と政治的自由は、中国の共産党支配に対する挑戦となり得ると述べた。

 「台湾の民主主義は、西側の民主主義とは違っている。中国は、国家主義を利用して西側の民主主義を阻止できるからだ。しかし、台湾の民主主義は、中国の人々に影響を与えることができ、よい生活、自由、民主主義へと人々を駆り立てることができる。そのため、台湾の民主主義は、国際社会で掛け替えのないものだ」

中国の習近平国家主席とアメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領のイラスト(リナス・ガーシス/ワシントン・タイムズ)

トランプ・習会談、華やかな演出の裏に厳しい現実 米ハドソン研究所中国センター所長 マイルズ・ユー

(2026年10月03日)
ドナルド・トランプ大統領(左)は、2025年8月25日、ワシントンD.C.のホワイトハウスに到着した韓国の李在明大統領を出迎えた。(AP通信/アレックス・ブランドン撮影、資料写真)

米シンクタンク、アジアでの同盟縮小を提唱 「中国に戦略的利益」と反論も

(2026年10月01日)
ドナルド・トランプ大統領、メラニア・トランプ夫人、中国の習近平国家主席夫妻、そして米国国立公文書館長のブラッドフォード・ウィルソン氏が、2026年9月25日(金)、ワシントンD.C.の国立公文書館で、憲法、権利章典、その他の文書を閲覧している。(AP通信/アレックス・ブランドン撮影)

トランプ氏、習氏と国立公文書館訪問 独立宣言・権利章典を視察

(2026年09月30日)
リトアニアのケストゥティス・ブドリス外相は、2026年9月8日火曜日、リトアニアの首都ビリニュスにある外務省で、オランダのトム・ベレンセン外相との会談後に行われた記者会見で発言した。(AP通信/ミンダウガス・クルビス撮影)

ロシアが欧州に「グレーゾーン」攻撃、強まるNATOの結束 リトアニア外相

(2026年09月27日)

米空軍、シンクタンクを閉鎖 中国の脅威分析へ影響懸念

(2026年09月26日)
2025年2月18日、韓国の坡州市(北朝鮮との国境付近)で、韓国軍兵士が有刺鉄線沿いをパトロールしている。(AP通信/アン・ヨンジュン撮影)

米国から中東への軍派遣圧力、高まる北の脅威 板挟みの韓国

(2026年09月24日)
FBI長官のカシュ・パテル氏

FBI、中国によるスパイ活動の急増を明らかに

(2026年09月23日)
この写真は北朝鮮政府が提供したもので、1994年6月17日、北朝鮮の南浦市で西海防壁を視察するジミー・カーター元米大統領(左)と当時の金日成主席が写っている。(朝鮮中央通信/朝鮮通信社提供、AP通信経由、資料写真)

北朝鮮、個人崇拝のルーツはキリスト教 敬虔な家庭で育った金日成氏 カナダ人ジャーナリストが新著

(2026年09月22日)
2026年9月8日火曜日、モスクワのクレムリンで行われた会談で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がトヴェリ州のヴィタリー・コロリョフ知事代行の話を聞いている。(ミハイル・メッツェル、スプートニク、AP通信経由クレムリン・プール写真)

ロシア、硬軟交え日本に揺さぶり 中朝と関係強化、国内ナショナリズムを鼓舞

(2026年09月15日)
北朝鮮政府が提供したこの写真には、2026年9月6日(日)、北朝鮮の元山港で行われた駆逐艦「康建」の就役式に出席する金正恩総書記とその娘が写っている。北朝鮮政府が配布したこの写真に写っているイベントを取材するために、独立系ジャーナリストは立ち入りを許可されなかった。この画像の内容は提供されたものであり、独自に検証することはできない。情報源から提供された画像には、朝鮮語の透かし「KCNA」と記されている。これは朝鮮中央通信社の略称である。(朝鮮中央通信社/AP通信経由)

北の「金王朝」、危機乗り越え盤石の体制に 正恩氏後継は未定―専門家

(2026年09月14日)
→その他のニュース