バイデン氏、アル・シャープトン氏に再選出馬約束か はぐらかすホワイトハウス

(2022年10月10日)

2020年2月26日(水)、サウスカロライナ州ノースチャールストンで開催されたナショナル・アクション・ネットワーク・サウスカロライナ・ミニスターズ・ブレックファストで、民主党大統領候補ジョー・バイデン元副大統領を紹介するアル・シャープトン師(右)(AP Photo/Matt Rourke)。

By Joseph Clark – The Washington Times – Tuesday, October 4, 2022

 カリーヌ・ジャンピエール大統領報道官は、バイデン大統領がアル・シャープトン牧師に2024年の再選を目指す意向を伝えたとされることについて回答を避けている。

 バイデン氏は再選を目指す意向を示しているが、79歳になり、バトンタッチの準備が整っているという噂が広まっている。

 バイデン氏は9月2日にホワイトハウスで行われた公民権指導者との会合の中で、シャープトン氏との私的な会話で、再出馬の意向を内々に明らかにしたと言われている。

 NBCニュースは3日、この会話の詳細を最初に報道し、この会話について「シャープトン氏の説明を再現した」という同氏のナショナル・アクション・ネットワークの関係者の話を引用した。

 ジャンピエール氏はこの報道について聞かれると、笑いながら「アル・シャープトン氏がそう言ったのなら、それは…。今言えること、大統領自身が言ったことは、2024年に出馬するつもりだということだ」と述べた。

 しかし、この発言は、バイデン氏がシャープトン氏に行ったとされる明確な誓約には程遠い。

 バイデン氏はシャープトン氏に対し、「もう一度やるつもりだ」と語ったとされる。

 民主党、特に党の進歩派は、バイデン氏の支持率が低く、インフレが長引き、犯罪が急増していることを受けて国民感情は悪化しているとして、再選には懐疑的だ。

 バイデン氏は、2期目に出馬するかどうかを公言することを避けている。9月中旬、CBSの「60ミニッツ」で、シャープトン氏との会話が報道されてからわずか数週間後に、出馬するかどうかをはっきり言うのは時期尚早だと述べた。

 「いいか、私の意図は、最初に言ったように、再び出馬することだ。しかし、それは単なる意図に過ぎない。しかし、私が再び出馬することを固く決意しているかどうか、それはまだ分からない」

 記者団が、バイデン氏とシャープトン氏との会話を確認するようジャンピエール氏に求めたところ、連邦職員による選挙活動を制限するハッチ法のため、答えられないと主張した。

 ジャンピエール氏はホワイトハウスのプレスルームで「ここで選挙について話すことはできない。しかし、大統領が何度も言ってきたこと、私が何度も言ってきたこと、つまり大統領は出馬するつもりであるということだけは、改めて言っておきたい」と述べた。

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