米中間選挙、共和党が上院も過半数獲得視野

(2022年11月1日)

2022年10月22日土曜日、ラスベガスで行われた期日前投票の初日、投票集会で話す共和党ネバダ州上院議員候補アダム・ラクサルト氏。ラクサルト氏は、キャサリン・コルテス・マスト上院議員(ネバダ州選出)の対抗馬として立候補している(AP Photo/John Locher)。

By Susan Ferrechio – The Washington Times – Tuesday, October 25, 2022

 11月8日の米中間選挙では、インフレと犯罪に対する有権者の不満が、上院の多数派を左右する重要な対決で共和党の候補者を助けている。

 夏の間は民主党が躍進を続けていたが、投票日の2週間前になると失速し、アリゾナ、ジョージア、ネバダ、オハイオ、ペンシルベニア、ウィスコンシンの各州で、共和党が支持を伸ばしていることが世論調査で明らかになった。

 民主党の暗い見通しは、ガソリン価格の新たな上昇と継続するインフレを受けたものだ。また、共和党は、全米の有権者にとって主要な懸念として浮上した犯罪の増加をめぐり、民主党を攻撃している。

 無党派のクック政治リポートによると、上院の中間選挙マップには、ジョージア、ネバダ、ペンシルベニア、ウィスコンシンといった接戦州が含まれる。

 共和党が上院で過半数を取り戻すためには、接戦4州のうち3州で勝利し、現有議席をすべて維持する必要がある。上院は現在、与野党が50対50に分かれ、カマラ・ハリス副大統領の(可否同数時に1票を投じる)タイブレーク投票で民主党が支配している状態だ。世論調査アナリストのロン・フォシュー氏は、「重要なレースではまだ僅差だが、共和党に有利な風が吹き始めている感がある」と述べた。

 他の世論調査専門家は、共和党の見通しについてさらに強気だ。

 メイソン・ディクソン・ポーリング社のブラッド・コーカー最高経営責任者は、多くの選挙調査は共和党の候補者を5ポイントほど過小評価していると指摘。コーカー氏は、共和党の大勝利になると予測している。

 「少なくとも54議席、もしかしたらもう1~2議席増やすかもしれない」と、コーカー氏は述べた。

 10月の世論調査からは、共和党の勢いを垣間見ることができる。

 ジョージア州では、共和党の新人ハーシェル・ウォーカー氏が民主党の現職ラファエル・ウォーノック氏を常に1~2ポイント差で追っていたが、10月17日発表のランドマーク・コミュニケーションズの世論調査では、両候補は現在並んでいる。

 ペンシルベニア州では、共和党のメフメト・オズ氏が、わずかだが一貫してリードしてきた民主党のジョン・フェッターマン副知事に迫っている。10月19日に発表されたFOX29とインサイダー・アドバンテージの世論調査では、両候補は並んでいる。

 無党派のインサイド・エレクションズのアナリスト、エリン・コビー氏は、オズ氏が分裂した党予備選から立ち直り、それが同氏の支持を押し上げていると指摘。予備選では、著名な心臓外科医であるオズ氏がヘッジファンドCEOのデービッド・マコーミック氏を僅差で破った。

 「オズ氏が現時点で共和党票を固めたのは明らかだ。夏の初めには明らかにそうではなかった」と、コビー氏は述べた。

 フェッターマン氏は、5月に脳卒中で聴覚障害を患い、高まる健康不安にも対処している。

 ウィスコンシン州では、共和党の現職ロン・ジョンソン上院議員が、民主党のマンデラ・バーンズ副知事に対し、9月中旬以降、世論調査で堅実なリードを維持している。

 共和党にとっておそらく最大の議席奪取のチャンスであるネバダ州の上院選は、デッドヒートになっている。しかし、共和党のアダム・ラクサルト氏は、レーバーデー(労働者の日、今年は9月5日)以降に行われたほとんどの世論調査でわずかにリードし、民主党の現職キャサリン・コルテス・マスト氏に対して優位を保っている。

2026年8月28日(金)、ワシントンD.C.のワシントン記念塔から見た米国議会議事堂。(AP通信/J・スコット・アップルホワイト撮影)

キルスイッチ、監視、開発停止 議会でAI規制案続々 合意に至らず

(2026年09月21日)
2019年11月29日、ドイツのエッセンで開催されたチューニングとモータースポーツのエッセン・モーターショーで、自動車部品で作られた金属製の頭部が人工知能(AI)を象徴している。国防情報局は、開発中の強力な新技術が戦争や平和につながる決定において人間の判断を迂回することを阻止するために設計された、新たな人工知能戦略の最終調整を行っている。(AP通信/マーティン・マイスナー撮影)

「2020年代末までにAIが人類を滅ぼす可能性」 AI研究者ら警告

(2026年09月17日)
JD・ヴァンス副大統領は、2026年9月14日(月)、メリーランド州アンドリュース統合基地で、エアフォースツーに搭乗する前に記者団に語った。(AP通信/マーク・シーフェルベイン撮影、プール提供)

IT大手のAI規制要請は「トロイの木馬」 バンス副大統領が警告

(2026年09月16日)
2026年8月19日(水)、ワシントンD.C.のワシントン記念塔から見た、ホワイトハウスの新舞踏室の建設工事が続く様子。(AP通信/アレックス・ブランドン撮影)

トランプ氏のホワイトハウス大宴会場計画が左派を激高させる理由

(2026年09月09日)

なぜ3000万人の米国人男性が独身なのか、その数はなぜ増え続けているのか

(2026年09月08日)
路上で携帯電話を手にしている若者のグループ。(写真提供:carballo、Shutterstock経由)

メタの未成年者向け規制、親の8割が支持 インスタ、フェイスブックに利用制限

(2026年09月06日)
ワシントンD.C.にあるジョージ・ワシントン大学のキャンパスにあるジョージ・ワシントンの像。写真提供:Roman Babakin(Shutterstock経由)。

ジョージ・ワシントン大医学部、入学選考で違法な差別 司法省が指摘

(2026年09月03日)
2026年5月1日、ニューヨークのワシントン・スクエア・パークで行われたメーデー集会で演説するニューヨーク市長ゾーラン・マムダニ氏。(AP通信/岩村由紀撮影)

極左「シャンパン社会主義」 反資本主義運動を主導する富裕層出身者ら

(2026年09月01日)
米議員や保護者団体は26日のSNS大手メタ(旧フェイスブック)との画期的な和解を歓迎する一方、子供をインターネット上の被害から守るため、議会はなお連邦基準を制定する必要があると訴えた。

メタ、子供のSNS依存対策で和解、最大171億ドル 州が提訴

(2026年08月29日)
2025年8月22日(金)、テキサス州オースティンの州議会議事堂で、トランスジェンダーのトイレ使用を禁止する法案に反対する抗議者たちが女性用トイレを占拠した。(AP通信/エリック・ゲイ撮影)

民主党、トランスジェンダー政策の復活へ新戦略

(2026年08月17日)
→その他のニュース