米副大統領、比パラワン島訪問へ 中国の反発必至

(2022年11月17日)

2022年11月6日(日)、シカゴ訪問を終え、シカゴのミッドウェイ国際空港でエアフォース2に乗り込むカマラ・ハリス副大統領。(AP Photo/Matt Marton)

By Jeff Mordock – The Washington Times – Tuesday, November 15, 2022

 ハリス米副大統領が来週のアジア歴訪中に、フィリピン西部のパラワン島を訪問することが明らかになった。中国が領有を主張する南シナ海の東側に接し、中国の反発は必至だ。

 米政府高官が明らかにしたところによると、訪問は22日とみられ、地元住民、比沿岸警備隊の代表らと面会する予定。米政府当局者としては最高位の訪問となる。

 パラワン島は、中国が軍事基地化を進める南沙諸島に近い。南沙諸島はフィリピンのほかに、ブルネイ、マレーシア、台湾、ベトナムが領有を主張しており、海底には石油、天然ガスなど豊富な資源が埋蔵されている。

 米政府高官によると、ハリス氏はパラワン島訪問中、「国際法の重要性、自由な交易、南シナ海での航行の自由を改めて訴える」という。

 ハリス氏のアジア歴訪はこの3カ月間で2度目。バイデン米大統領もカンボジア、インドネシアを歴訪しており、域内の同盟国との連携強化と、台湾侵攻への野心をあらわにしている中国を牽制する狙いがある。

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