共和党支持者、現党指導部に嫌気 強いリーダー求める

(2022年11月24日)

共和党の有権者は、共和党の政策を支持しながらも、共和党のリーダーシップを疑っているのだろうか?これが新たな要因だと言う人もいる(AP写真)

By Jennifer Harper – The Washington Times – Tuesday, November 22, 2022

 共和党支持者らは、中間選挙での共和党の成績が芳しくなかったことにも、党幹部らにもうんざりしているようだ。共和党の政策を支持しているのは確かだが、権力の中枢にいる幹部らへの思いは冷めている。非営利団体コンベンション・オブ・ステイツ・アクションとトラファルガー・グループが共同で実施した調査から明らかになった。

 コンベンション・オブ・ステイツ・アクションのマーク・メックラー会長は本コラム「インサイド・ザ・ベルトウェー」に寄せた声明で、「選挙前から、共和党支持者が党の政策を支持しながらも、幹部には疑念を抱いているという世論調査はあったが、中間選挙での共和党候補の不振で、その疑念はさらに深まったようだ」と述べている。

 「ケビン・マッカーシー下院議員が下院議長に就任しようとしているが、有権者、特に共和党支持者や無党派層が、過去何回かの選挙で続いたステレオタイプで劣悪な行動ではなく、共和党からもっと強いリーダーが現れることを求めていることは明らかだ」

 「マッカーシー氏は議長になるだろうが、米国民、特に無党派層と、世論調査でこの問題について同じような回答をした共和党員の信頼と支持を集めたいなら、成果を挙げなければならない」

 前述の世論調査で、全体の72%の有権者が共和党には「新しい指導部が必要」と考えており、9%が「新しい指導部は必要ない」、19%が「よく分からない」と回答している。

 だが、これだけでは終わらない。この調査では、共和党支持者、無党派層ともに73%が、共和党はイメージを刷新すべきだと考え、民主党支持者でも68%がそう考えていることも明らかになった。

 トラファルガー・グループの世論調査は、1084人の「本選で投票したとみられる有権者」を対象に、11月16日~20日に実施された。

政治への「否定的」見方広がる 過半数が「怒り」-調査

(2023年09月26日)

民主党、AIが差別助長、規制法案を提出

(2023年09月25日)

高齢バイデン氏、ハリス大統領誕生に現実味 ヘイリー候補が警告

(2023年09月21日)

再選見据え、政権移行の準備進めるトランプ陣営

(2023年09月19日)

トランプ氏の被選挙権剥奪訴訟は最高裁まで行く可能性

(2023年09月17日)

バイデン氏がダメな場合は誰?

(2023年09月13日)

ペンス氏、来年の予備選は保守対トランプ・ポピュリズムの戦い

(2023年09月12日)

米共和党討論会で注目のラマスワミ氏、他候補たちの批判の的に

(2023年09月10日)

民主、オバマ夫人に高まる期待 バイデン氏に不安-米大統領選

(2023年09月07日)

トランプ・パラドックス 起訴されても支持拡大

(2023年09月01日)
→その他のニュース