最も腐敗していない国はノルウェー

(2022年12月4日)

オスロで開催されたノーベル平和賞授賞式の会場となったオスロ市庁舎の外観(2021年12月9日撮影)。(AP Photo/Alexander Zemlianichenko, File)

By Mike Glenn – The Washington Times – Wednesday, November 23, 2022

 スカンジナビアの海には何かいるのだろうか。ノルウェーは二つの異なる権利擁護団体によって、世界で最も腐敗していない国、最も退職者が住みやすい国としてランク付けされた。

 フィンランドとデンマークの間で4年間にわたり厳しい競争が繰り広げられ、2022年にノルウェーは初めて世界腐敗指数(GCI)でトップの座を獲得した。それに続くのは、その北欧のいとこたち、フィンランド、スウェーデン、デンマークの3カ国。エストニアは、第三者リスク管理サービスを専門とするスイスの企業、グローバル・リスク・プロファイルが集計したリストの上位5位に入った。

 これとは別に、2022年版ナティシス・グローバル・リタイアメント・インデックスでは、医療、生活の質、物質的幸福、退職後の経済などの要素から、退職者が老後を過ごすのに最も適した場所としてノルウェーが選ばれた。

 英語圏の国で反腐敗の尺度でトップ10に入ったのは、ニュージーランド、オーストラリア、アイルランドだけだった。

 2018年から2021年にかけて世界第24位から35位に順位を下げた米国は、最新の腐敗ランキングでは31位とわずかに回復している。

 GCIは、ホワイトカラー犯罪の基準、マネーロンダリング、テロ資金調達など、いくつかの指標を、認識されている公共の腐敗のレベルとともに分析した上でリストを策定している。また、政府の透明性や効率などの無形資産も考慮されている。

 現在、汚職の度合いが最も深刻なのは、南スーダン、イエメン、コンゴ民主共和国、シリア、北朝鮮の5カ国。グローバル・リスク・プロファイルでは、10年以上にわたる内戦で国土の大部分がアサド大統領の統治下にないシリアが、最も腐敗の進んだ国として挙げられている。

 世界的な新型コロナウイルスの大流行もランキングに影響した。世界各地で多くの金融支援プログラムが実施され、融資や与信が速いペースで解除されたからだ。米国の捜査当局は、トランプ政権とバイデン政権の両方が承認した数千億ドルの連邦コロナ関連援助のうち、どれだけが無駄になり、あるいは不正に入手されたかについて、今もなお解明を試みている。

 GCP関係者は「この緊急対応は、汚職、賄賂、書類の改ざん、公金横領の新たな機会を誘発した」と述べている。

 習近平国家主席が反腐敗キャンペーンを潜在的なライバルを切り崩す手段としても利用している中国は、2020年の139位から117位へと大幅に改善した。

 権利擁護団体トランスペアレンシー・インターナショナルによると、国際機関は、国境を越えた腐敗という重大な問題への対処についてはあまり進展がない。同団体は、世界の経済大国のリーダーに対し、汚職問題に焦点を当てるよう呼びかける一方で、先日インドネシアのバリ島で開催された20カ国・地域首脳会議では、その機会が失われたとしている。

 トランスペアレンシー・インターナショナルは声明で、「G20は安全保障の問題を扱うために作られたわけではないが、…世界の金融システムを議論し、改善する任務を負っている。G20は、独裁者が富と権力を集めるのを阻止できる重要なマネーロンダリング防止改革を共同で議論し実施する、またとない機会と責任を持っている」と述べた。

 また、国境を越えた大規模な汚職によって、世界中で多くの危機的状況が生まれていると指摘。汚職防止改革を迅速に進め、海外からの疑わしい資産を追跡しているG20メンバーの努力を称賛する一方で、システムの一部に弱い部分があれば、全体が弱くなると述べた。

 「G20の一部で、不正に獲得された富に対する監視が強化される中、汚職者や犯罪者が盗んだ資産を、汚れたお金をまだ取り締まっていない他の国へ移すことを止めるものはない」と、トランスペアレンシー・インターナショナルは述べている。

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