米フロリダ州知事が学校から不適切な本を排除、左派は反発

(2023年2月6日)

2023年1月26日(木)、マイアミで開かれた記者会見で、次期会期中に提出される新しい法執行法案について話すロン・デサンティス知事は、他の人の話を聞いている。(AP Photo/Marta Lavandier)

By Susan Ferrechio – The Washington Times – Monday, January 30, 2023

 米フロリダ州の公立学校は、教室の本棚から性的表現が露骨な内容やその他の不適切な教材を排除する新しい州法を実施し始めた。これは、ロン・デサンティス知事が本を禁書にし、本を並べた教師を投獄すると脅していると、左派勢力が非難する引き金になっている。

 2024年の大統領選候補と目される共和党のデサンティス氏は、公立学校で利用できる書籍の目録を保護者に公開することを学校に義務付ける法案に署名した。各学校は現在、この法律の実施に着手している。

 特別な教育を受けた学校関係者は、生徒が利用できるすべての書籍を確認し、その中にポルノとみなされるものや州の教育法に照らして不適切と思われるものがないようにしなければならない。学区は毎年、保護者が不適切だと異議を唱えた書籍を州に報告しなければならない。

 この法律は、子供たちが学校で閲覧できる書籍の種類について透明性を求める保護者の要望に応え、フロリダ州の公立学校で利用できる書籍の一部は、性的表現が露骨で不適切だという保護者の権利団体からの苦情を踏まえたものだ。

 問題になっている書籍の一つが、州内の一部高校で見つかった「ジェンダー・クィア」という本で、著者の性体験が生々しく描かれている。一部小学校の図書館にある1969年のストーンウォール暴動(同性愛者がニューヨークのゲイバーで警察に抵抗した事件)に関する本は、乱交やドラッグ、アルコールの乱用、売春の正当化などを描いている。また、一部中学校で見つかった「The Perks of Being a Wallflower」という本には、ドラッグ、アルコール、虐待、セックスに関する記述が複数含まれている。

 「学校にある本の中には、信じられないほどいかがわしいものもある。中学校の子供たちの話だ」。デサンティス氏は法案に署名した際、こう語った。

 デサンティス氏は、この法律が保護者に「学校で何が教えられているかを知る権利」を与えると述べた。

 昨年11月にオレンジ郡教育委員に選ばれた5人の子供を持つ母親のアリシア・ファラント氏は、オーランドのブーン高校から「This Book Is Gay(この本はゲイ)」という本を手に入れ、その内容を調べることができたと語った。

 「この本には特に、女子と女子、女子と男子、男子と男子のセックスのやり方や、(セックス仲介アプリ)Grindr(グラインダー)にログインする方法などさまざまなデバイスの使い方が書かれていた」と、ファラント氏は話した。

 ファラント氏によると、多くの保護者は、フロリダ州の公立学校にある本の一部がどれほど露骨になっているかを認識していないという。

 「ドアから放り出されたようなものだ」とファラント氏。「入ってくる本が学校の環境に適切かどうか、本当に誰もチェックしていなかった」

 フロリダ州の73の学区がこの法律を実施し始めた今、反対派は空っぽの本棚の写真や動画をソーシャルメディアに流している。この法律は、公立学校の教師たちに読書へのアクセスを大幅に制限させているというのだ。

 「フロリダ州の学校の教師や司書たちは、デサンティス氏による刑事訴追を避けるために、図書室や教室からすべての本を取り除いている」。民主党内のデサンティス氏批判の急先鋒(せんぽう)で、22年のフロリダ州司法長官選挙に立候補して落選したダニエル・ウールフェルダー氏はこうツイートした。同氏はまた、フロリダ州デュバル郡の図書館の本棚が空っぽになっている動画も投稿している。

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