北朝鮮ミサイル、米防衛突破能力を保有-アナリスト

(2023年2月11日)

2023年2月8日(水)、北朝鮮・平壌の金日成広場で行われた北朝鮮軍創設75周年記念の軍事パレードで、北朝鮮政府から提供された写真で、大陸間弾道ミサイルとされるものが展示されている。北朝鮮政府が配布したこの画像に描かれているイベントを取材するための独立したジャーナリストのアクセスは許可されていない。この画像の内容は提供されたものであり、独自に検証することはできない。提供された画像の韓国語の透かしには、次のような記載がある。朝鮮中央通信の略称である「KCNA」。(朝鮮中央通信/APによる韓国通信社)

By Andrew Salmon – The Washington Times – Thursday, February 9, 2023

 北朝鮮の軍事パレードに登場した新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)が、米軍のミサイル防衛を破る能力を持っている可能性があることが専門家の指摘で明らかになった。 米カーネギー財団のアンキット・パンダ上級研究員はツイッターで、「これだけの数のICBM発射台を軍事パレードで見るのは初めて」と指摘、「米国の防衛システムを圧倒」できる戦力との見方を示した。

 パンダ氏は2021年に米上院軍事委員会で、「北朝鮮は、わずか11基の再突入体で、現在の(米地上配備の防衛)システムを飽和させられる可能性がある」と指摘、本土のミサイル防衛の強化の必要性を強調していた。

 パレードには11基のICBM「火星17」が登場した。昨年初めて試験発射が実施されたばかりで、複数の弾頭を搭載可能とみられている。

 従来の火星17に加えて5基の固体燃料型とみられるICBMが参加したとみられている。固体燃料型ミサイルは、液体燃料型よりも発射までの時間を短縮でき、先制攻撃を受けにくいとされている。

 米ベルファー・センターも21年の報告で、米国のミサイル防衛網が、北朝鮮からのICBMの攻撃を阻止できない可能性があるとの見方を示していた。

米新型砕氷船の建造計画に大幅な遅れ 北極圏で安全保障上のリスクに

(2024年12月20日)

アジアの米空軍基地は中国のミサイル攻撃に極めて脆弱-調査

(2024年12月16日)

中国ロケット軍、極超音速技術でミサイル戦力増強

(2024年12月15日)

尹大統領失脚なら左派政権復活も 日米との関係に深刻な影響-韓国

(2024年12月11日)

トランプ大統領、北朝鮮の核保有容認も 韓国には大きな衝撃

(2024年12月02日)

日韓歴史問題が再燃 佐渡追悼式典巡リ誤報

(2024年11月28日)

トランプ氏再選で日韓に緊張感

(2024年11月23日)

習主席、バイデン氏に四つ「レッドライン」を通告

(2024年11月22日)

中国、最新鋭ステルス戦闘機公開へ 盗み出した米技術を利用

(2024年11月10日)

中国、新型陸上攻撃ミサイル潜水艦を配備へ

(2024年11月05日)
→その他のニュース