NASA 月探査へ新宇宙服を公開

(2023年3月23日)

2023年3月15日(水)、ヒューストンにおいて、船外活動担当副マネージャーのラッセル・ラルストンが宇宙服の特徴を説明する中、アクシオム・スペースのチーフエンジニア、ジム・スタイン(左)が試作品の宇宙服を実演している。NASAは、月面を歩く宇宙飛行士がこの10年後に月面に降り立つ際に着用する宇宙服の設計にアクシオム・スペースを選んだ。(AP Photo/David J. Phillip)

By Brad Matthews – The Washington Times – Thursday, March 16, 2023

 米航空宇宙局(NASA)が進めている月探査「アルテミス計画」に使用される新宇宙服の試作品がヒューストン宇宙センターで公開された。米宇宙企業アクシオムスペースが開発した。

 NASAの車外活動・宇宙服開発の責任者ローラ・カーニー氏は15日の公開イベントで「企業の能力とNASAの専門知識を生かして、月探査を安全に、効率よく、効果的に実施することで、宇宙ビジネスを成長させる」ことを目指していると、民間の技術力を生かした宇宙開発の進展に意欲を示した。

 公開された試作品は、オレンジ色をあしらった濃いグレーだが、実際に使用される宇宙服は、太陽光からの熱対策のためこの上にさらに白い層が重ねられる。

 現在使用されている宇宙服は国際宇宙ステーション(ISS)向けに作られたもので、開発からすでに数十年がたつ。NASAでは、新しい宇宙服の開発に取り組んできたが、その蓄積が民間との協力で日の目を見た。

 アクシオムスペースのCEO、マイケル・サフレディニ氏は「NASAの積み重ねの上で出来上がった」とした上で、「月の南極での複雑な課題に対応し、月の理解を深め、長時間滞在を可能にする」と自信を示した。

 NASAは早ければ2025年にも、月の南極に飛行士を送る予定。

米情報機関、敵国の量子コンピューター開発を懸念

(2024年03月28日)

LGBT・性転換支援に補助金 予算案通過で保守派反発

(2024年03月26日)

最高裁、政府によるソーシャルメディアへの干渉を容認か

(2024年03月24日)

米中が共有する生成AIへの懸念

(2024年03月23日)

ティックトックが子供の自殺誘発か 有害コンテンツを問題視

(2024年03月22日)

トランス選手のパワーリフティング競技排除は合法-ミネソタ州控訴裁

(2024年03月21日)

トランス女子の競技参加は違法 選手16人が大学体育協会を提訴

(2024年03月18日)

中国の「人の心を読む」技術開発に警鐘

(2024年03月11日)

公立学校での性自認教育に多くが不快感-ピュー・リサーチ

(2024年02月29日)

対話型AIに人種的偏見か 白人画像の表示を拒否

(2024年02月28日)
→その他のニュース