バイデン大統領、再選へインフルエンサー動員

(2023年4月12日)

2019年11月14日撮影、ユタ州オレムにあるユタ・バレー大学のキャンパスを歩く学生たち。(AP Photo/Rick Bowmer)

By Jennifer Harper – The Washington Times – Monday, April 10, 2023

 バイデン米大統領は再選に向けて、「TikTok(ティックトック)」などSNS上で影響力を持つインフルエンサーを通じて、若者を中心とする有権者にアプローチしようとしているようだ。

 ニュースサイト「アクシオス」は、バイデン政権の「デジタル戦略」について、「何百人ものインフルエンサーに自身の実績をアピールさせようとしている。もうすぐホワイトハウスに専用の会見室ができるかもしれない」と揶揄(やゆ)した。

 ツイッター上のニュースやトレンドをカバーしている保守系サイト「ツイッチー・コム」は、「(中国系の)ティックトックを安全保障上の脅威として禁止しようとしているものとばかり思っていたが、ティックトックを使って、自身を支持するよう若者に擦り込もうとしている」とこき下ろした。

 米経済サイト「ビジネス・インサイダー」も、「インフルエンサーを集める一方で、通常のニュースにとらわれず、SNSでホワイトハウスをフォローしている若者にアプローチする戦略」との見方を示した。

 バイデン政権は昨年10月の「インフレ低減法」の成立を祝うホワイトハウスでの式典に20人以上のインフルエンサーを「特別ゲスト」として招待。公共ラジオ(NPR)は、「若者にアプローチする政権の戦略の一環」と報じていた。

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