「出産は女性だけ」性差否定する用語を禁止―アーカンソー州

(2023年10月23日)

バイデン大統領の一般教書演説に対する共和党の反応について話すサラ・ハッカビー・サンダース州知事(2023年2月7日火曜日、アーカンソー州リトルロック)。(アル・ドラゴ/ブルームバーグ、プール)

By Valerie Richardson – The Washington Times – Thursday, October 19, 2023

 アーカンソー州のサラ・ハッカビー・サンダース知事(共和)は、「チェストフィーディング(授乳という意味だが、通常は単に胸部を意味する「チェスト」ではなく、女性の乳房を意味する「ブレスト」が使われる)」や「プレグナントピープル(妊娠した人々)」という表現に我慢がならない。

 サンダース氏は19日、州政府の用語から「ウォーク(差別などに敏感)で反女性的な言葉」を排除する行政命令に署名し、州機関は「男女の性差を喜んで受け入れるべきであり、消去すべきではない」と訴えた。

 女性議員らに囲まれてこの命令に署名したサンダース氏は、X(旧ツイッター)に、「左派は、『妊娠中の人々』などというばかばかしい言葉を使って、女性や少女を消し去っている。もっと重要なのは、私たちの主張や経験を消し去っている」と投稿した。

 しかし、約800マイル(約1300㌔)離れたミシガン州では、それとは正反対のことが起きていた。

 同州上院は、2014年ブレストフィーディング(授乳)差別禁止法を改正する上院法案351から「女性」「彼女」という用語を削除し、「個人」に置き換えることを決議した。

 また、民主党が支配する州上院は18日、「女性」「彼女」という文言を書き加えるミシェル・ホイテンガ州上院議員(共和)の修正案を否決した。

 ホイテンガ氏はミッドウェスタナー紙で「私の知る限り、母乳を与えることができるのは女性、つまり母親だけだ。しかし、なぜかこの法案は、『女性』や『彼女』という文言を削除し、これらの適切な用語を『個人』に替えている。私の修正案は、母乳を作りだすことに関連するこの法案が、敬意を持って女性に適用されることを明記しているだけだ」と訴えた。

 法案を提出したジェフ・アーウィン州上院議員(民主)はこの修正案に反対を表明した。

 アーウィン氏はネットに投稿した動画で「私はこの修正案に反対するよう議員らに求める。この法案は、母親と赤ちゃんを支援するためのものであり、ねじれた文化戦争に関するものではないからだ」と述べた。

 バイデン政権はまた、2021年の妊産婦健康ガイダンスで「母親」の代わりに「出産する人」を使うなど、性別を特定する用語を置き換える動きも見せている。これは明らかに、生物学的女性で、出産し、母乳を出すことができるトランスジェンダーの男性への支持だ。

 トランプ前政権の報道官だったサンダース氏による行政命令は、「チェストフィーディング」ではなく「ブレストフィーディング」を、「ボディーフェッド」ではなく「ブレストフェッド(母乳育ちの)」を、「出産する人」ではなく「女性」を使うことも州に求めている。

 さらに、左派が「woman(女性)」の代わりに使うことのある「womxn」や「womyn」の使用を禁じた。

 サンダース氏はXへの投稿で、「アーカンソー州政府でこれらの言葉を使用することを禁止した。生物学は実在する。染色体は実在する。出産できるのは女性だけだ」と主張した。

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