あまりに少ないハマス人質報道 バイデン政権に配慮か

(2024年2月3日)

Newsbusters.orgが放送内容を分析したところ、中東で人質事件が続いている間、主要ネットワークはホワイトハウスを批判することに消極的だった。(AP写真)

By Jennifer Harper – The Washington Times – Thursday, February 1, 2024

 歴史を振り返ってみれば、大手ニュースメディアがいかに偏向しているかをチェックするのに役立つものが見つかることがある。検証してみたい。

 「もしドナルド・トランプやジョージ・W・ブッシュの政権下で、100日以上続く人質事件が起きたとしたら、左派メディアはこれらの政権に対する批判で番組を埋め尽くすに違いない。画面には、米国民が人質になってからの日数をカウントする図表が映し出される。例えばこうだ。『人質になって117日目』」。保守派の報道監視団体「Newsbusters.org」のメディア分析ディレクター、ジェフリー・ディケンズ氏はこう指摘した。

 「まだ6人の米国人人質がハマスに捕らわれているのに、テレビネットワークは(1月だけで)どれだけの時間、彼らを連れ戻せなかったジョー・バイデン大統領とその政権を批判する放送をしただろうか。わずか28秒だ」

 その数字の根拠は以下の通りだ。

 アナリストのチームが、1月に3大ネットワークのABC、CBS、NBCの夕方、朝、日曜日のニュース番組で放映された、テロ組織ハマスに捕らえられた米国人に焦点を当てた報道をモニターした。その結果、各局がこの危機に費やした時間は合計18分6秒だった。

 ディケンズ氏は「その18分のうち、バイデン大統領や政権を批判したのは28秒だけだった。それも批判はそれほど強いものではなかった」と指摘した。

 「米国人人質に関する1月の報道全体では、NBCが最も多く13分8秒、ABCは3分53秒。CBSはわずか1分5秒だった」

 「その苦痛は大変なものだ。だが、誤解してはいけない。もし共和党の大統領だったら、テレビ局は党派的な理由で人質事件を利用するだろう。彼らがジョー・バイデンを批判したがらないのは、再選を望んでいるからだ」。ディケンズ氏はこう結んでいる。

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