道化師のような政治家たち 旅回りのトランプ・サーカス対ハリス-ウォルズの見世物小屋

(2024年10月16日)

2024年10月6日日曜日、ウィスコンシン州ジュノーのドッジ郡空港で行われた選挙集会で演説する共和党大統領候補ドナルド・トランプ前大統領(AP Photo/Julia Demaree Nikhinson, File)。

By Charles Hurt – The Washington Times – Thursday, October 10, 2024

 ドナルド・トランプ前大統領の選挙戦が、サーカスの呼び込みのようであることは事実だろう。

 米国旗色の塗装で、側面に自身の名前を刻んだ巨大な飛行機に乗ってやってくる。パイロットに、集会の何時間も前に集まった支持者らに向かって翼を振るよう指示し、開始前のあいさつをする。

 そして決して期待を裏切らない。

 笑いあり、中傷、政治、物まねあり、ちょっとした宗教までもが盛り込まれた、まるで目まぐるしく変化するサーカスの移動バラエティーショーであり、トランプ氏はその集会の陽気な主役だ。

 だが、プロの政治家は嫌悪感を抱きながら見ている。中国やメキシコの軍閥やイランのイスラム聖職者に国が売り渡されようとしている時であり、もっと真面目で礼儀正しく、敬虔であってほしいと思われていることをトランプ氏は知らないのだろう。

 最近の夫婦げんかは、何が原因であれ、どちらかが「あいつらは猫を食べ、犬を食べている」と叫ばなければ、収まりがつかないほどだ。

 一方、プロの政治家らは、支持していた長老政治家が年のせいで引退し、砂浜のビーチチェアに座ったまま、回っているカメラの前で眠っているのを見て、何とかしなければと思っている。

 トランプ氏は、自分はバイデン大統領のように人前で寝ることはできないと負けを認めた。

 信じられないといった様子で「誰が寝たい。誰が人前で寝たいんだ」と声を張り上げた。

 バイデン氏の代わりに民主党が擁立した2人組の新しいニセ政治ドロイドは、もっとひどいかもしれない。ニセモノ過ぎて、最大の支持者でさえ、状況をよく理解できないほどだ。

 トランプ氏が巡回バラエティーショーで全国を回るサーカスの呼び込みだとすれば、カマラ・ハリス副大統領とティム・ウォルズ・ミネソタ州知事は巡回見世物小屋だ。

 2人を見ていると現実という気がしない。彼らを見るたびに、悪い夢でも見ているのではないかと思う。その政策を理解しようとすると、恐怖を覚える。

 急に出てきた2人が、トランプ氏とJ.D.バンス氏を「変わり者」と呼んだ理由はもう分かっている。典型的なある種の投影技法であり、民主党にはこの方法しか残されていなかったということだ。

 バンス上院議員(オハイオ州)が「変」なのは、アパラチアで貧しい家庭に育ち、母親が麻薬中毒だったため、厳しく、口の悪い祖母に育てられたからだ。

 一方のウォルズ氏は、登壇するたびに、変な農場から出てきたばかりのように見え、手を高く上げて振りながら、目玉は飛び出し、丸く、膨らんだ顔から舌を出す。SNSなどで使われるピエロ顔の絵文字に似ていることはよく知られている。

 だが、質問を受けると、顔は青白くなり、フード付きのマントの中に引っ込んで、突然「スター・ウォーズ」のパルパティーン皇帝のようになる。だが、ライトセーバーは持たず、イウォークさえ倒せない。

 この見世物小屋は本当に面白い。

 民主党候補のトップはそれに輪をかけて面白い。

 ハリス氏が「コール・ハー・ダディー」(「彼女をお父さんと呼ぼう」という意味。女性を力、支配を象徴する「父」と呼ぶことで、女性の地位を逆転させて、支配的で強い存在にすることを象徴している)というポッドキャストのインタビューに応じたときは、支持者でさえ心配した。あまりないことだからだ。このポッドキャストは、性行為での体位や、売春婦が性病を隠す方法などを取り上げることで知られている。

 興味深いのは出演を決めたタイミングだ。ジョージア州とノースカロライナ州の山間部で歴史的な洪水が発生し、ハリス氏の政権が支援金を使い果たしたと発表し、テロ組織ヒズボラが統治するレバノンに1億5700万ドルの小切手を郵送したと自慢していた矢先のことだった。

 恐らく、ハリス氏がこのポッドキャストに出るのはベストなアイデアではなかっただろうが、少なくとも彼女は国をだますエキスパートだ。

 次はCBSの報道番組「60ミニッツ」だった。この番組は、「コール・ハー・グランドダディー」(「彼女をおじいちゃんと呼ぼう」という意味。コール・ハー・ダディーが若者向けで新しいのに対し、歴史のある信頼性の高い番組を象徴している)としても知られている。

 ここで、テレビの「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」に出てくる雪だるまのサムのような、ビル・ウィテカーという親切な老レポーターと対面した。ウィテカー氏は基本的で率直な質問を投げかけたが、ハリス氏は必死にそれをかわそうとした。

 あまりのひどさに、番組はハリス氏の答えを編集しなければならなかった。

 旅回りの見世物小屋がしようとしていることはこの程度のものであり、マスコミはこれをホワイトハウスに送り込もうと躍起になっている。

中国の習近平国家主席とアメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領のイラスト(リナス・ガーシス/ワシントン・タイムズ)

トランプ・習会談、華やかな演出の裏に厳しい現実 米ハドソン研究所中国センター所長 マイルズ・ユー

(2026年10月03日)
2026年9月8日火曜日、ワシントンD.C.のペンタゴンを上空から撮影(AP通信/ジュリア・デマリー・ニキンソン撮影)

防衛技術ブームに陰り 企業統廃合が拡大か 中間選挙、資金調達がピーク

(2026年10月02日)
2026年8月22日(土)、ニューヨークのバークレイズ・センター前で、インディアナ・フィーバー対ニューヨーク・リバティのWNBAバスケットボールの試合前に、トランスジェンダーの女子スポーツ選手に反対するデモ隊が集まった。(AP通信/アンジェリーナ・カツァニス撮影)

トランス女性が女子スポーツで金メダル大量獲得 議会でも公平性巡り議論

(2026年09月28日)
州選出のマーシー・カプトゥール下院議員(民主党)が、2022年12月9日、オハイオ州トレドでインタビューを受けている。(AP通信/カルロス・オソリオ撮影)

民主党議員が反トランスジェンダーに転換 LGBTQ団体が反発

(2026年09月25日)
2026年8月28日(金)、ワシントンD.C.のワシントン記念塔から見た米国議会議事堂。(AP通信/J・スコット・アップルホワイト撮影)

キルスイッチ、監視、開発停止 議会でAI規制案続々 合意に至らず

(2026年09月21日)
2019年11月29日、ドイツのエッセンで開催されたチューニングとモータースポーツのエッセン・モーターショーで、自動車部品で作られた金属製の頭部が人工知能(AI)を象徴している。国防情報局は、開発中の強力な新技術が戦争や平和につながる決定において人間の判断を迂回することを阻止するために設計された、新たな人工知能戦略の最終調整を行っている。(AP通信/マーティン・マイスナー撮影)

「2020年代末までにAIが人類を滅ぼす可能性」 AI研究者ら警告

(2026年09月17日)
JD・ヴァンス副大統領は、2026年9月14日(月)、メリーランド州アンドリュース統合基地で、エアフォースツーに搭乗する前に記者団に語った。(AP通信/マーク・シーフェルベイン撮影、プール提供)

IT大手のAI規制要請は「トロイの木馬」 バンス副大統領が警告

(2026年09月16日)
2026年8月19日(水)、ワシントンD.C.のワシントン記念塔から見た、ホワイトハウスの新舞踏室の建設工事が続く様子。(AP通信/アレックス・ブランドン撮影)

トランプ氏のホワイトハウス大宴会場計画が左派を激高させる理由

(2026年09月09日)

なぜ3000万人の米国人男性が独身なのか、その数はなぜ増え続けているのか

(2026年09月08日)
路上で携帯電話を手にしている若者のグループ。(写真提供:carballo、Shutterstock経由)

メタの未成年者向け規制、親の8割が支持 インスタ、フェイスブックに利用制限

(2026年09月06日)
→その他のニュース