リベラルな政策が招いた大火災

(2025年1月19日)

2025年1月9日、ロサンゼルスのウエスト・ヒルズ地区で発生したケネス火災にヘリコプターで放水される。(AP Photo/Ethan Swope, File)

By Editorial Board – The Washington Times – Wednesday, January 15, 2025

 南カリフォルニアの猛威を振るう山火事は1週間たっても完全には鎮火していない。国内で最も裕福な地域のいくつかで、1万2000軒以上の家が灰と化し、24人の命が失われた。州および地方自治体の当局者は、ロサンゼルスの再建費用として2500億ドルを連邦政府に負担してもらうことを期待している。

 だが、そう簡単にはいかない。

 住民を保護すべき市、郡、州の当局者は、重大な失政の責任を問われるべきだ。これについて尋ねられた下院議長のマイク・ジョンソン氏は、「その援助には条件が付くべきだと思う。それが私の個人的な見解だ。…それは間違いなく議論の一部になるだろう」と述べた。

 リベラルな政策がこの災害を招いたため、議会が同州政府に白紙の小切手を送るのは愚かである。そうすることで、ハリウッドのセレブたちが豪邸を再建し、次に「サンタアナ風」(南カリフォルニアに特有の乾燥した強風)が吹いたときにまた焼失することになる。

 火災の正確な原因を知るにはまだ時期尚早だが、捜査官たちは手がかりを集めている。アルコール・たばこ・銃器取締局(ATF)は13日にチームを派遣し、焼け跡のパターン、監視カメラ映像などの証拠を調べ、パシフィック・パリセーズでの壊滅的な火災が放火によるものかどうかを確認している。

 FOXニュースのビル・メルギン氏は、ウェストヒルズでバーナーを持って捕まった放火の容疑者が、すでに重罪の暴行で保護観察中のメキシコからの不法移民であると報じた。明らかな危険性があるにもかかわらず、後に放火犯となったこの容疑者は釈放された。アズサ警察署も、「一時滞在者」のホセ・カランザエスコバル容疑者を逮捕したと発表した。パイオニアパークで小さな野火を起こしたことを認めたとされる。

 無条件の災害援助を聖域都市や聖域州に渡すことは、住民の健康にとって危険である。危険な状況についての緊急警告を無視した地元の指導者たちを救うことも同様に愚かである。

 災害の1週間前、国立気象局は「重大な火災条件」がいつ発生するかを正確に予測していた。「注意!生命に関わる破壊的で広範囲の暴風が予想される」と、災害の前日に同局はX(旧ツイッター)で繰り返し警告していた。

 ロサンゼルス消防局と市の公共事業を担当する職員たちは、「多様性、公平性、包括性(DEI)」をたたえるのに忙しく、準備に関して重要なことは何もしていなかった。パシフィック・パリセーズ近くのサンタ・イネズ貯水池は空のままであり、消防士たちは火災と戦うために使用できたはずの1億1700万ガロンの水を失った。

 火災が猛威を振るう中、同州議会議員たちは特別会期で納税者の資金を数百万㌦も使って次期大統領ドナルド・トランプ氏を訴えることに費やしたが、その間にずさんな水と森林管理政策について検証すべきであった。これらの政策は環境過激主義のために人命を犠牲にしてきた。

 これらの不備があるため、連邦救済資金に関する交渉の際にDEIや環境政策を議題に上げる必要がある。

 9月には、フロリダ州知事のロン・デサンティス氏が適切な計画があれば悪天候が災害をもたらさないことを示した。カテゴリー4のハリケーン・ヘレーネが接近していることを知り、同知事は3万7000人の電気技師を事前に配置し、倒れた電線が迅速に修理されるようにした。避難命令が出され、州兵が事前に召集された。必要な物資と装備も整っていた。

 公共安全を担う者の仕事は、これらの状況に対処するためのリスク管理計画を策定することであるが、今回の場合、当局者たちはあまりにも他の事に気を取られていたため、本来の任務が疎かになっていた。

 同州知事のギャビン・ニューサム氏は、デサンティス氏からリーダーシップのあり方についていくつか学ぶまで、連邦資金を受け取るべきでないかもしれない。

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