ロシア、ウクライナ戦争支持へ教育を政治・軍事化
(2025年4月27日)

2024年9月2日月曜日、ロシアのサンクトペテルブルクで、「知識の日」として知られる伝統的な始業式の一環として、授業開始を祝うセレモニーに参加するために学校に入る1年生。(AP Photo/Dmitri Lovetsky)
By Mike Glenn – The Washington Times – Thursday, April 24, 2025
ロシアが2022年に隣国ウクライナへの侵攻を開始して以来、ロシアの教育システムで「政治化、軍事化、イデオロギー化が進んでいる」-英情報当局者が指摘した。
ロシアが「特別軍事作戦」と呼んでいる侵攻を支持する学校の教材が、ソ連時代の文学や西側を攻撃する本、軍事的な教科書とともに「ますます広まっている」という。
英情報当局は、ロシアの独立系メディアを引用し、ロシア当局が学校の教科書から「ウクライナ」への言及を削除するよう命じていると伝えた。
「ロシアは、教育システムを利用して、より軍国主義的でナショナリスティックな社会へと変容させようとしている可能性が高い。その目的はほぼ間違いなく、ウクライナに対する違法な戦争への支持を集めること、大量の死傷者を出している軍に若者が志願するよう仕向けることにある」
また、英政府当局者は、ロシアは国を挙げた教育によって、ウクライナの国民性と国際的に認められた主権を否定するよう、自国の若者を仕向けていると語った。
「ロシアの教育の政治化・軍事化は、ロシアの子供や若者へのイデオロギー的洗脳の増加と相まって、長期的に見れば、攻撃的で拡張主義的なロシアのナショナリズムを永続させることに貢献することになる」