中国は「手ごわい敵」 グーグルがAI技術革新巡り警告

(2025年7月29日)

2023年7月8日、北京の釣魚台国賓館に設置された米中国旗。大きな米国市場に魅せられ、中国企業は資金、雇用、技術を携えて米国を訪れているが、米中対立が激化している今、ビジネス界にも疑念が広がっている。(AP Photo/Mark Schiefelbein, Pool, File)

By Ryan Lovelace – The Washington Times – Wednesday, July 23, 2025

 グーグルは米国人に対し、中国の研究開発の取り組みに真剣に注意を払い、中国共産党が窃取した技術だけに頼っているわけではないことを理解するよう促している。

 トップレベルの人工知能(AI)技術者や研究者が23日、ワシントンに集まり、米国が世界のAI競争に確実に勝利するためのトランプ政権の計画について協議した。

 トランプ大統領の正式な発表を前に、グーグル幹部はこの集まりで、中国は手強い敵であり、甘く見てはいけないと述べた。

 米国防総省の元職員でグーグル公共部門のジョシュ・マーキューズ氏は、「競争力研究特別プロジェクト」の会合で、中国の進歩が盗み出したものだけに起因すると考えるのは間違いだと述べた。

 マーキューズ氏は「AI+サイエンス・サミット」で「中国の基盤はこれまでとは全く変わってしまっている。(科学、技術、工学、数学の)エコシステムは信じられないほど活気に満ち、人口も非常に多い。ますます起業に意欲的になり、独創的になっている」と述べた。

 こうした斬新なアプローチには、AIシステムを人間の能力に匹敵する新しい知能に成長させるための脳に着想を得たアプローチが含まれており、これは汎用人工知能(AGI)と呼ばれる。こうした取り組みの中で中国は、文字通り人間と機械を融合させる研究も進めていると、ワシントン・タイムズは報じた。

 共産主義の競合相手に対して米国が勝てるという保証はない。グーグルの戦略的イニシアチブを監督するマーキューズ氏は、米国の科学者に中国の研究にもっと目を向けるよう促した。

 「私たちは皆、非常に激しい競争に備える必要があると思う。米国は、科学と科学者を称賛し、愛する社会として、最高のレベルに達することができるよう、さらに努力する必要がある」

 トランプ政権は、連邦政府の新たなAI政策の策定に取り組んでいる。

 トランプ大統領は23日、AIレースに勝つための新しいAI行動計画を発表した。ホワイトハウスは、それが「米国民の繁栄と経済競争力、国家安全保障の新たな黄金時代を切り開く」と述べた。

この計画には、イノベーションを加速し、AIインフラを構築し、技術を取り巻く国際安全保障と外交において主導的役割を果たすために、政権が取る90の政策が含まれている。

 これらの政策には、半導体チップメーカーやデータセンターへの許可の迅速化、新しいAI輸出管理機構、AIの開発と発展に影響を与える規制の撤廃などが含まれている。

 ホワイトハウスの声明によると、今後予定されている連邦調達規則の改訂で政府は、言論の自由を守り、イデオロギー的な偏見を許さない大規模言語モデルを開発する企業だけに協力するという。

 ホワイトハウスの科学技術政策局長マイケル・クラシオス氏は、AI計画の実施に向けた取り組みを早めていると述べた。

 マルコ・ルビオ国務長官は、この計画は、全世界が米国の技術を「技術的なゴールドスタンダード」とすべきであることを明確にしていると述べた。

 ルビオ氏は声明で「AI競争では絶対に勝たなければならない。繁栄を促進し、経済と国家安全保障を守るために、米国はAIにおける支配的な力であり続けなければならない」と述べている。

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