コロナ規制解除で結婚式の件数、費用が急上昇

(2022年2月26日)

2022年2月14日(月)、フロリダ州パームビーチのフラグラー博物館の外で行われたバレンタインデーの集団結婚式で結婚したダニエル・グリーン(左)と新しい夫イェホナタン・ミロンが、帰り際にダンスを披露した (AP Photo/Wilfredo Lee)

By Sean Salai – The Washington Times – Tuesday, February 22, 2022

 新型コロナウイルスの行動制限が解除され、結婚式が増え、式に掛かる費用も増えるとみられている。報告によると、国内で今年行われる結婚式は250万件という記録的な数に上る。

 結婚式市場調査会社「ウェディング・リポート」の予測によると、今年の年間の結婚式の数は1984年以来、最大となり、2021年から190万件増、2020年から130万件増となる。1件当たりの費用も増加し、平均で2万4300ドルとなる。昨年は2万2500ドルだった。

 同社は報告「2021年新型コロナウイルス・ウェディング・マーケット・アップデート」を公表、「2023年以降に正常に戻り始めるとみられる。結婚式の数、費用とも、コロナ以前に戻ることは間違いない」と強調している。

 業界筋が21日に明らかにしたところによると、春の式場予約は急速に増えており、花、写真、ウエディングプランナーのコストが上昇している。

 ペンシルベニア・ウェディングス誌の編集長、ヒーサー・ドンブロースキー氏は「結婚式業界はこれを待っていた。2年近く不安定な期間があった。結婚式関連グッズの需要が高まり、値段が上がっている。カップルは、費用を決めてからプランニングを始め、業者に予算内に収めるよう求めておくことが大切だ。でないと、高い費用に驚くことになる」と述べた。

 ウエディングコンサルティング会社「ザバジェットサビーブライド・コム」の創設者、ジェシカ・ビショップ氏は、一部のカップルには、日取りを「週の中頃、オフピーク」にして、望ましい業者、式場を確保し、高まる需要に備えるようアドバイスしている。

 「結婚式関連サービスのコストが上昇しており、婚約したカップルは、記念すべき日の当初の計画を縮小し、予算内に収めなければならなくなる可能性がある。需要の増加によるコスト上昇に驚いているカップルは、小規模な、内々の式にして費用を抑えることも可能だ」

 プロの花屋に依頼して生花で花束や飾り付けを作るのをやめ、造花のレンタルにすることもあり得る。ビショップ氏によると、こうすることで、同じような規模でも70%ほど費用を削減できる。

 ニューヘイブン大学の経営学修士課程でブランドマーケティングを教えているアンジェリカ・ジアンチャンダニ氏は、今年の結婚式は、新型コロナによって集会の制限が課されていた過去2年よりも大規模になるとの見方を示した。

 「感染拡大によるコロナ対策のために、大規模な結婚式の多くが延期を余儀なくされ、10人以下の小規模な結婚式が行われた。制限が解除され、夢の結婚式が完全に戻る」

 ジアンチャンダニ氏によると、今年は、異性同士の結婚式が1984年よりも少なくなる。

 「増加する結婚式の一部は、同性婚の増加分となる。同性婚が合法化され、結婚式市場は活気付いている」

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