コメンタリー


韓国で10年ぶり軍事パレードも北に及ばず

(2023年9月30日)
 【ソウル】韓国ソウル中心部で、10年ぶりに「国軍の日」を記念した軍事パレードが行われ、行進する軍靴の音と戦車のエンジン音が響きわたった。
 北朝鮮の首都平壌では軍隊の大編隊はよく見られる。韓国は北朝鮮より豊かだが、軍や兵器をアピールするということに関しては後れを取っているようだ。 →続き

中国で相次ぐ粛清 根底にスターリン主義

(2023年9月28日)
 米政府当局者、アナリストらは、最近、中国政府指導者の粛清と失跡が多発しており、これは共産党中枢の中南海が不安定化していることを示すとの見方を示している。
 一方で、この大規模な粛清は、最高幹部らに対するものが多く、内部の政治的動揺の結果ではなく、習近平国家主席が、信奉している毛沢東とヨシフ・スターリンの思想的手法に従って、入念に仕組まれた政策の一環だという指摘もある。 →続き

「戦略的曖昧さ」の放棄は中国の台湾侵攻を誘発すると米国防総省

(2023年9月24日)
 米国防総省高官は19日、米軍が中国の攻撃から台湾を守るかどうかの戦略的曖昧さについて、政策転換が中国による侵攻を引き起こす懸念から、維持する方針だと連邦議会で語った。
 イーライ・ラトナー国防次官補(インド太平洋安全保障担当)は、台湾を巡る中国との戦争は、人命や経済的混乱の観点で「壊滅的」な影響をもたらすだろうと述べた。 →続き

民主党は弾劾調査のハードルを下げたことを後悔する

(2023年9月23日)
 民主党は、バイデン大統領のような清廉潔白な人物に対して弾劾調査を開始する正当な理由がないと下院共和党に訴えている。
 「彼らは重大な犯罪や非違行為という高いハードルに近づき始めてすらいない」。民主党のジェロルド・ナドラー下院議員(ニューヨーク州選出)は先週の声明でこう述べた。 →続き

風力への依存があらゆるコストを押し上げる

(2023年9月16日)
 物価が再び上昇している。労働統計局が13日に発表した結果によると、インフレ率は再び上昇し、8月には3・7%を記録した。
 これは、消費者が長い間感じてきた懐の痛み具合を裏付けるものだ。労働統計局によれば、過去2年間だけでも、月々の電気代は25%も跳ね上がり、一方ガソリン代は中部大西洋岸で55%も高騰した。 →続き

バイデン氏訪越、地域の安定模索も中国は警戒

(2023年9月14日)
 明らかに疲れているように見えるバイデン大統領の記者会見は、2日間のベトナム訪問の中で多くの注目を集めたが、見た目の頼りなさにもかかわらず、政府当局者は、この歴訪は急速に変化するインド太平洋の戦略的地図上の空白を埋めるのに役立ったという。
 だが、バイデン氏の側近らがハノイでの記者会見をマイクを切って終わらせ、バイデン氏は疲れた様子であり、休む必要があると宣言したことで、80歳のバイデン大統領の体力を批判してきた人々は、新たな攻撃材料を手にした。 →続き

中国軍、戦略的EMP兵器の開発を推進 兵器を無力化、インフラを破壊

(2023年9月11日)
 公開情報を収集、分析するオープンソースインテリジェンス(オシント)の専門家3人による最新報告によれば、中国軍事は、米軍機の電子機器や軍事基地全体を無力化できる戦略的電磁パルス(EMP)兵器の開発と試験で大きな進歩を遂げた。
 報告によれば、電力網を含む米国の重要インフラの電子制御もまた、中国のEMP兵器に対して脆弱であり、壊滅的な損害をもたらす可能性があるという。 →続き