コメンタリー


バイデン時代への不信感

(2022年4月28日)
 バイデン大統領就任後、大統領職は地に落ち、支持率の低下はとどまるところを知らない。2022年の選挙が間近に迫っており、現代の米国人の不信感を招いた欠陥制度への信頼を取り戻すには時間切れになりそうである。
 バイデン氏の失政の歴史は長い。米国の新型コロナウイルスによる死亡の大部分、40年間で最も劇的なインフレの急上昇、14年間で最高値のガソリン、これまでで最高に国民からやる気を奪った事件とみられているアフガニスタンからの米軍の撤退などが、彼の監督下で起きた。 →続き

中国空軍にロシア人教官 最新鋭機のパイロット養成か

(2022年4月27日)
 中国空軍の練習機が墜落、流出した動画から、脱出したパイロットの1人はロシア人とみられており、中国空軍の最新鋭戦闘機のパイロットがロシア人教官から飛行訓練を受けている可能性が指摘されている。
 墜落したのは複座のジェット練習機、教練10(JL10)で、ロシアの高等ジェット練習機ヤク130をベースに中国が独自に開発し、2019年に配備したばかり。西部の河南省商丘市で23日、墜落現場に集まった地元住民が2人の搭乗員を撮影し、SNSに投稿したことからロシア人とみられる教官の存在が明らかになった。 →続き

バイデン政権の気候変動に対するカルト的対応

(2022年4月14日)
 バイデン大統領のホワイトハウスでは毎日、気候変動のために世界は終わると考えることで一日が始まる。気候のことが頭から離れることなしに、一つの政策、一つの行動、一つの声明も出されることはない。
 先週、ロシアの億万長者、ロマン・アブラモビッチ氏がベラルーシで、ロシアとウクライナ間の和平交渉を行っていた時に、目が痛んだり、皮膚がむけたりなどの中毒症状を起こしたという報告がなされたことを例に取ってみよう。2人のウクライナの交渉人も同様の症状に見舞われたと言われている。 →続き

バイデン米政権 核戦力を縮小

(2022年4月10日)
 大型核爆弾退役へ
 米国防総省は、先月末に概要が公表された「核態勢の見直し(NPR)」の一環として、米軍唯一の無誘導核爆弾B83を退役させ、潜水艦発射核巡航ミサイル(SLCM-N)の開発を中止する。これには、米軍内部からも核抑止力を弱めることになると反対の声が上がっている。 →続き

バイデン氏の空理空論

(2022年4月7日)
 バイデン大統領は先週末、欧州を訪問、自由な人々が、独裁者との世代間戦争に打ち勝つためにはどうしたらよいかについて演説した。
 残念ながら、バイデン氏や、彼の政権にとっては、演説は言葉の上だけのものだった。相互に絡み合ったエネルギーとロシアのウクライナ侵攻の問題へのバイデン氏や政権の対応は、両方の問題を悪化させ続けている。 →続き