コメンタリー


生きた囚人から臓器摘出、医学論文で新たな証拠-中国

(2022年6月4日)
 中国で、移植のために生きた死刑囚から臓器が摘出されていることを示す、新たな証拠が研究者らによって明らかにされた。
 学会誌「米移植ジャーナル」に掲載された論文「臓器調達による処刑-中国でデッド・ドナー・ルールに抵触」によると、中国の医師らは医療倫理の根底にある価値観を無視し、生きた囚人から心臓と肺を摘出し、死刑を執行しているという。 →続き

バイデン氏の失言

(2022年6月1日)
 バイデン大統領はまた、やってしまった。熱心な記者の質問に答え、米国の重要な地政学的スタンスをひっくり返してしまった。世界が混乱し、核兵器で問題山積の国々が不安に陥れられている時代には、大規模な政策についての誤った発言は、最悪の軍事的偶発事故を引き起こす危険がある。米国人が、失言癖のある大統領に対して歴史的に受け入れ難い気持ちを抱いてきたことに、改めて合点がいく。→続き

ブリンケン国務長官 中国の体制転換は求めない

(2022年5月31日)
 アントニー・ブリンケン国務長官は26日、バイデン政権は対中政策の中で外交的、経済的競争を求めるが、攻撃性を増す中国共産党の体制転換は求めないと述べた。
 ブリンケン氏はワシントンで演説し、世界で影響力を強め、ますます攻撃的になっている中国に対処するための政権の戦略について説明し、「紛争や新しい冷戦を望んでいない」と述べた。 →続き

米核戦力の老朽化深刻 中露への対応、近代化が急務

(2022年5月27日)
 米国の戦略ミサイル、爆撃機、潜水艦の老朽化が進んでいる。国防・軍当局者らは、ロシア、中国、北朝鮮の核の脅威に対処するには近代化が急務だが、予算不足から計画は遅れていると警告している。
 ドーキンス空軍副参謀総長(戦略的抑止・核兵器統合担当、中将)は先週行った議会証言で、「変化する世界に適応しなければならない。失敗は許されない。国防総省のすべての作戦計画、能力は戦略的核抑止力にかかっている」と、核兵器近代化計画の推進が急務との見方を示した。 →続き

胎児と移民との交換

(2022年5月25日)
 もっと時代が単純だった頃、歌手のバーブラ・ストライザンドさんは、絹のような柔らかな声で「人々を必要としている人々は世界で一番ラッキーな人々だ」ということを私たちに思い出させてくれたものだった。ほとんどすべての人たちはその必要性を共有している。しかし、悲しいかな、憂慮すべきやり方でこの必要性を表現している人もいる。中絶の権利を認めた1973年の「ロー対ウェイド判決」を救うための闘いの中で、民主党員らは自身の胎児を捨て去り、その空白を他国からの代替で埋める権限を維持しようと決意を固めているのだ。望まれなかった、小さな米国人は運が悪かっただけと言わんばかりに。→続き

ロシアが核魚雷を配備へ 「放射性津波」で都市破壊

(2022年5月24日)
 米軍によると、ロシアは年内に大型核弾頭を搭載した魚雷を配備する。使用されれば、1発で都市や港全体を破壊することが可能だ。
 インド太平洋軍のアキリーノ司令官は今月中旬、下院で証言し、ロシアの核搭載魚雷「ポセイドン」を搭載する特殊用途の大型潜水艦「ベルゴロド」が年内に配備されることを明らかにした。さらに、太平洋艦隊に配備されている2隻のドルゴルーキー1級原子力潜水艦に加えて、ドルゴルーキー2級原子力潜水艦が少なくとも1隻、配備される。 →続き

コロナウイルス「実験室で製造」

(2022年5月19日)
 米国防情報局(DIA)のベリエ局長は、米情報機関の一部で、新型コロナウイルスは実験室で遺伝子操作によって作られた可能性があると考えられていることを明らかにした。米高官が公式の場で、新型コロナが人工的に作られた可能性があることを明らかにするのは初めて。
 ベリエ氏は、上院での証言で今月上旬、新型コロナの発生源については情報が限られ、断片的であるため、米国の17の情報機関の中でも見解が分かれていると指摘する一方で、複数の情報機関が、新型コロナに人の手によって遺伝子組み換えが行われたことを示す情報を持っていることを示唆した。 →続き