カルチャー


トランス選手の女子スポーツ出場禁止を 共和党議員らが大学体育協会に書簡

(2024年8月9日)
 共和党の上院議員らは、全米大学体育協会(NCAA)に対し、女子スポーツへの参加を生物学的女性のみに制限するよう求め、バイデン政権による教育改正法第9編(タイトル9)への「前代未聞の攻撃」の脅威に言及した。
 23人の共和党上院議員が6日、チャーリー・パーカーNCAA会長への書簡で、「2024年の夏季オリンピックが行われる中、NCAAは選手たちの参加を誇りに思っている。しかし、NCAAはこれらのアスリートの重要な部分を保護するための措置をいまだに講じていない」と指摘した。 →続き

五輪女子ボクシングに「男性」 沈黙するホワイトハウス

(2024年8月6日)
 アルジェリアのイマネ・ヘリフは男だ。2023年、ニューデリーで開催された女子ボクシング世界選手権のスポーツ関係者は、ヘリフを男性とみなし、女子の試合に出場させなかった。2024年の今、オリンピックの最高幹部らによれば、彼は男ではなく女だという。そのため、ヘリフはパリ五輪の女子の試合でボクシングをすることが認められた。しかし、ここで「ボクシング」という表現は正確ではない。
 正確には「ウーマン・ビーティング(女子たたき)」だ。 →続き

マスク氏、性転換しないと「息子は自殺する」はうそだった

(2024年7月31日)
 X(旧ツイッター)のオーナー、イーロン・マスク氏とトランスジェンダーの息子との険悪な関係が今週、公になった。マスク氏が「だまされて」二次性徴抑制剤の投与を承認したと言い、「私の息子ゼイビアは死んだ」と宣言したからだ。
 ゼイビア・マスクとして生まれた20歳の大学生、ビビアン・ウィルソンさんは、別居中の父親が彼女の性転換に苦悶の表情を浮かべ、「ウォーク(差別などに敏感)マインド・ウイルス」が、若者が異なる性を自認するのを助長していると非難したことから、反旗を翻した。 →続き

五輪開会式でドラッグクイーンが「最後の晩餐」 キリスト教を侮辱と非難

(2024年7月30日)
 パリ五輪は26日、選手団の入場と聖火の点火、ドラッグクイーン(女装パフォーマー)による「最後の晩餐」の再現で幕を開けた。
 このパフォーマンスを受けて主催者は、キリスト教を嘲笑していると非難された。十数人のドラッグエンターテイナーが、イエスが裏切られ、裁判を受け、十字架にはりつけにされる前に、弟子たちと最後の過越の食事を共にする様子を描いたレオナルド・ダビンチの傑作「最後の晩餐」をほうふつさせるポーズを取ったためだ。 →続き

生徒の性自認を親に知らせず 保守系16州が最高裁に審理要請

(2024年7月10日)
 共和党主導の州で、在学中の子供の性的指向(名前や代名詞の変更も含む)を保護者に伝えることを禁じる学校の方針をめぐる論争を最高裁が審理するよう求める動きが出ている。
 バージニア州のジェイソン・ミヤレス司法長官は、共和党が主導する他の15州を代表し、ウィスコンシン州オークレアにあるオークレア地域学区対「子供を守る親」の裁判を取り上げるよう最高裁に要請した。 →続き

翻弄される女子スポーツ 高校陸上でトランス選手の優勝相次ぐ

(2024年6月18日)
 トランスジェンダーの生徒が高校生のアスリートに占める割合はごくわずかかもしれないが、今年の陸上競技の女子州選手権では不釣り合いなほど大きな勝利を収めている。
 コネティカット州、ニューハンプシャー州、メーン州、オレゴン州、ワシントン州で開催された春の屋外大会では、女性を自認する生物学的男性5人が州の学校女子スポーツで勝利した。 →続き