カルチャー


トランス選手から女子スポーツを守れ 競泳のゲインズさんが絵本出版

(2024年1月28日)
 ライリー・ゲインズさんの初の絵本「Happy No Snakes Day(ヘビがいない幸せな日)」には、トランスジェンダーのアスリートは登場しない。うそつきヘビと臆病なリスが登場し、真実を伝える勇気を持つことの大切さを伝えるメッセージが込められている。
 ゲインズさんは、2022年の全米大学体育協会(NCAA)女子選手権でトランスジェンダーの水泳選手リア・トーマスさんと競い合ったことで、男女別スポーツを推進する女性アスリートの顔となった。 →続き

子供の性転換を禁止 知事の拒否権覆す―オハイオ州

(2024年1月26日)
 オハイオ州上院は、議論を呼んでいた「トランスジェンダー法案」に対するマイク・デワイン州知事(共和)の拒否権を覆し、未成年者の性転換処置とトランスジェンダー選手の学校スポーツへの参加を禁止した。
 デワイン氏は昨年12月29日に下院法案68(HB68)に拒否権を発動していたが、上院は1月24日、24対8の圧倒的多数の賛成で拒否権を覆した。下院は1月10日にすでに同様の表決を行っている。 →続き

バイデン大統領、判事の多様化推進 LGBT指名も

(2024年1月18日)
 バイデン大統領は就任後3年間で、オバマ元大統領が2期8年間で指名したのとほぼ同数のLGBT(性的少数者)の判事を指名している。
 非営利団体「ピープル・フォー・ザ・アメリカン・ウェイ(PFAW)」が収集したデータによると、バイデン政権の最初の3年間で、LGBTであることを公言している7人の判事が承認され、他に2人が承認待ちである。オバマ氏の2期在職中、LGBTであることを公言していた判事11人が承認された。 →続き

性的に中立なおもちゃ売り場の設置義務付け―カリフォルニア州

(2024年1月6日)
 元日に施行された法律により、カリフォルニア州の大手小売店は、ジェンダーニュートラルな(性別の区別のない)おもちゃ専用の売り場を設けることが義務づけられた。
 ギャビン・ニューサム知事(民主)は2021年にこの法律に署名した。この法律は、おもちゃを販売し、従業員500人以上の小売店に対し、「ジェンダーニュートラルなコーナーまたはエリアを維持し、その店舗の裁量で表示する」ことを義務付けている。 →続き

トランス女子の対戦認める USAボクシングが新指針

(2024年1月2日)
 「USAボクシング」は2024年1月1日から、男性として生まれ、女性としての性自認を持つ選手を女子の試合で戦わせることを決めたが、それについて強い非難を受けている。
 全米を統括するUSAボクシングは、2024年のルールブックにトランスジェンダーに関する指針を追加し、性自認が女性であることを宣言し、テストステロン(男性ホルモン)を一定の基準値以下に保ち、「性別適合(性転換)手術」を受けていることを条件に、18歳以上の生物学的男性が女性と対戦することを認めた。 →続き