カルチャー


ティックトックが子供の自殺誘発か 有害コンテンツを問題視

(2024年3月22日)
 チェイス・ナスカ君(16)は2年前、走行中の電車に飛び込み、自ら命を絶った。両親や多くの人々は、中国系の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」が、1000本以上もの不安にさせるような動画を一方的に表示することでチェイス君を自殺に追い込んだのではないかとみている。
 議会が全米でのティックトック禁止につながる可能性のある法案を検討する中、ティックトック反対派は、このアプリへの中国によるアクセスや管理は問題の一つに過ぎないと主張している。専門家らは、ティックトックは子供にとって非常に有害であり、命を奪うこともあると指摘する。 →続き

トランス選手のパワーリフティング競技排除は合法-ミネソタ州控訴裁

(2024年3月21日)
 ミネソタ州控訴裁判所は、パワーリフティングのトランスジェンダー選手の競技参加を巡る訴訟で、「USAパワーリフティング(USAPL)」の主張を支持、地裁に差し戻して、男性から転換したトランス女子選手が、トランスジェンダーであることや身体的優位性を理由に女子カテゴリーから排除されたかどうかを判断するよう求めた。
 マシュー・ジョンソン判事は、USAPLがトランスジェンダーのジェイシー・クーパー選手を2019年の女子部門から排除し、ミネソタ州人権法(MHRA)に違反したとする2023年2月の地裁判決について、「誤りだ」と述べた。 →続き

トランス女子の競技参加は違法 選手16人が大学体育協会を提訴

(2024年3月18日)
 元競泳選手のライリー・ゲインズ氏率いる16人の女子選手が、全米大学体育協会(NCAA)を連邦裁判所に提訴し、NCAAが性自認に基づいて男性出身選手の女子スポーツへの出場を認めていることは「タイトルIX」(公的教育機関での性差別を禁止した教育改正法第9編)に違反していると訴えた。
 この画期的な集団訴訟では、2022年のNCAA女子競泳選手権の開催地、ジョージア工科大学を含むジョージア大学システムも訴えられた。 →続き

公立学校での性自認教育に多くが不快感-ピュー・リサーチ

(2024年2月29日)
 トランスジェンダーや人種差別に関する公立学校の授業が近年、対立の火種となっているが、非営利調査会社ピュー・リサーチ・センターの調査によると、教師、生徒、成人のほとんどが、男の子が女の子になれるかどうかよりも、人種差別の方がより適切な授業のテーマだという意見で一致していることが明らかになった。
 ピューは22日、秋学期に数千人の成人、生徒、公立の幼稚園から高校までの教師を対象に実施した三つの全米調査を発表した。その結果、三つのグループすべてで、ほとんどの回答者が人種的不平等について学ぶことの重要性を強調したが、授業で性自認について議論することに難色を示した。 →続き

試される日本の信教の自由 ワシントンで国際会議

(2024年2月27日)
 ギングリッチ前下院議長(共和)は今週、ワシントンで開催された会合で、信教の自由という基本的な原則が今、日本で歴史的試練に直面していると指摘、世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)を罰しようとする共産主義者の支援を受けたこの活動は危険であり、世界中のあらゆる信仰を持つ人々に深刻な結果をもたらす可能性があると警告した。
 「国際宗教自由(IRF)サミット2024」で講演したギングリッチ氏らは、1950年代後半から日本で活動してきた家庭連合の宗教法人格を剥奪しようとする日本政府の動きに光を当てた。ギングリッチ氏らによれば、家庭連合に対する反対運動は数十年前にさかのぼるが、最近の動きは2022年の安倍晋三元首相の暗殺後に始まったと→続き

女子トイレは生物学的女性だけ ウェストバージニア州でも「女性の権利章典」採択へ

(2024年1月30日)
 4州がすでに女性とは誰のことを指すかを定義する法を採択しており、ウェストバージニア州がまもなく5番目の州になりそうだ。
 共和党のジム・ジャスティス知事と共和党主導の州議会は、「女性の権利法案」の採択に積極的に取り組んでいる。法案は、州法の中で性は二つだけと規定し、生まれたときの生物学的性をもとに「男性」と「女性」を定義するとしている。 →続き

トランス選手から女子スポーツを守れ 競泳のゲインズさんが絵本出版

(2024年1月28日)
 ライリー・ゲインズさんの初の絵本「Happy No Snakes Day(ヘビがいない幸せな日)」には、トランスジェンダーのアスリートは登場しない。うそつきヘビと臆病なリスが登場し、真実を伝える勇気を持つことの大切さを伝えるメッセージが込められている。
 ゲインズさんは、2022年の全米大学体育協会(NCAA)女子選手権でトランスジェンダーの水泳選手リア・トーマスさんと競い合ったことで、男女別スポーツを推進する女性アスリートの顔となった。 →続き