国際


政権と共和党、ウクライナ戦争めぐり対立

(2022年4月15日)
 ウクライナ侵攻の幕引きをめぐる意見の違いが10日朝、鮮明になった。バイデン政権幹部は、ロシアとの交渉の場でのウクライナの立場を改善したいと主張し、議会共和党幹部は、米国はロシアの完全な敗北に貢献できると訴えた。
 ロシアとウクライナの紛争の次の段階へ米国内で意見が割れている中、ロシアは、首都キーウ占領でみじめな失敗を喫し、戦闘プランの見直しを進めている。ロシア軍は現在、ウクライナ東部、特にドンバス地域に対する大規模な攻撃の準備を進めている。 →続き

バイデンはブチャ虐殺を受けてプーチンを「戦争犯罪者」とみなす

(2022年4月13日)
 ウクライナでの民間人虐殺を示す残忍な画像が報じられたことを受け、バイデン米大統領は4日、戦争犯罪裁判を求め、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が「戦争犯罪人」であると改めて非難した。
 ウクライナの首都キーウの北西郊外のブチャで、遺体が散らばった集団墓地の画像が週末に現れた。写真には、手足を縛られた民間人の服を着た遺体、至近距離での銃創、拷問の証拠が写っていた。 →続き

ウクライナ空軍パイロット、装備ではロシアに不利

(2022年4月10日)
 ロシアによるウクライナ侵攻から1カ月余り。コールサイン「ジュース」を持つミグ29戦闘機パイロットは、操縦席に入る時、もう不安は感じないと話した。
 出撃のたびに、これが最後になるかもしれないと思い、装備で劣るウクライナ空軍には不利な戦いであることをジュースは認めた。 →続き

バイデン氏の空理空論

(2022年4月7日)
 バイデン大統領は先週末、欧州を訪問、自由な人々が、独裁者との世代間戦争に打ち勝つためにはどうしたらよいかについて演説した。
 残念ながら、バイデン氏や、彼の政権にとっては、演説は言葉の上だけのものだった。相互に絡み合ったエネルギーとロシアのウクライナ侵攻の問題へのバイデン氏や政権の対応は、両方の問題を悪化させ続けている。 →続き

バイデン氏は機会逃した

(2022年4月6日)
 米中央情報局(CIA)の元モスクワ支局長、ダニエル・ホフマン氏は、ロシアがウクライナ侵攻に失敗し、ウクライナが勝者となれば、プーチン大統領は権力を失う可能性があると指摘した上で、このままではその機会を逃してしまうと、ウクライナへの軍事支援の増強を訴えた。
 ホフマン氏は4日、ワシントン・タイムズ主催のオンラインセミナーで、「ウクライナでの戦闘が長引き、米国が軍備の提供を増加させれば、プーチン氏に圧力がかかり、何らかの影響が出る可能性が高まる」と述べ、バイデン政権にミサイル、無人機の支援増強、戦闘機など提供を求めた。 →続き

ウクライナ軍がキーウ奪還-ウクライナ国防省高官

(2022年4月6日)
 ウクライナ国防省高官によると、ロシア軍が首都キーウ(キエフ)から撤退し、ウクライナ軍は2日、キーウとその周辺地域を奪還した。
 ウクライナのゼレンスキー大統領が同国の北部地域でのロシア軍の「遅いながらも顕著な」撤退に言及、その後、ウクライナのアンナ・マルヤル国防副大臣は、ウクライナ軍が「侵略者」からキーウを「解放した」と述べた。 →続き

バイデン氏のプーチン大統領退陣要求に同盟国から異論

(2022年4月5日)
 バイデン大統領は、週末にポーランドで熱のこもった演説を行い、ウクライナ戦争を引き起こしたロシアのプーチン大統領に退陣を強く要求したが、ウクライナ支持で団結しようとしている同盟国からは今のところあまり支持を得ていないようだ。
 フランスのマクロン大統領、英国とトルコの政府高官は皆、バイデン氏の発言から距離を置いた。外交政策アナリストらは、プーチン氏の地位を奪うことを戦争の明確な目的とすると、ロシアの流血の侵略を終わらせるための流れを複雑にしかねないと指摘している。 →続き