テクノロジー


中国のAI活用阻止へ欧米の連携を提唱―米議員

(2023年11月24日)
 人工知能(AI)での中国の躍進を懸念する超党派の下院議員2人が、共産主義国が技術面で優位に立つことを防ぐため、西側諸国が特別な同盟を結ぶことを提案した。
 マイク・ギャラガー(共和、ウィスコンシン州)、ロー・カンナ(民主、カリフォルニア州)両下院議員が提案している「ファイブ・アイ(AI)ズ法」だ。西側の情報共有プログラム「ファイブ・アイズ」を活用し、AIに焦点を当てた新たなパートナーシップの構築を目指す。 →続き

中国、好待遇で米科学者を引き抜き 狙いは先端技術の窃取

(2023年11月18日)
 ワシントン・タイムズの調査から、中国が14億㌦以上を投じて研究所を設立し、米ロスアラモス国立研究所から引き抜いた科学者らに運営させていることが明らかになった。米国の科学者を雇用し、先端技術を獲得するための取り組みの一環だ。
 この研究所は中国浙江省寧波市の東方理工高等研究院(EIAS)。同市で設立が計画されている東方技術学院(EIT)の前身とEIASのサイトでは説明されている。EIASは、中国が独自に生み出すことのできない最先端技術を獲得するため、米国の科学者らに100万㌦もの給料を支払い、さまざまな便宜を図っている。 →続き

生成AIに悪用リスク 国防総省が指摘

(2023年11月8日)
 国防総省の当局者によれば、強力な人工知能(AI)モデルは、一般に考えられているよりも悪用されやすく、軍に生成AIツールを本格的に取り入れる用意は今のところない。
 国防高等研究計画局(DARPA)で、セキュリティー上の制約を破り、大規模言語モデル(LLM)と呼ばれる複雑なアルゴリズムを調査した結果、ここから派生した技術に危険性があることが明らかになったという。DARPAのプログラムの責任者、アルバロ・バレスケス氏が明らかにした。 →続き

外国技術への監視、中国が先行 元CIA職員が警告

(2023年10月29日)
 元中央情報局(CIA)職員のウィリアム・ハナス氏によると、米政府の外国技術の監視は不十分で、中国にはるかに後れを取っている。
 現在、ジョージタウン大学のアナリストであるハナス氏は下院議員らに対し、外国が科学技術をどの程度獲得しているかに関する情報機関の取り組みは悲惨な状況にあると語った。 →続き

AIによる無許可複製の阻止へ法案-上院

(2023年10月16日)
 4人の上院議員が、人工知能(AI)ツールを使って他人の画像や声の複製を作成することを阻止するための新しい法律を提案している。急成長するこの技術からアーティストを保護する必要があるのではないかという指摘を受けた措置だ。
 この4人の上院議員によれば、「オリジナルを守り、アートを育成し、エンターテインメントの安全を保つ法案(NO FAKES法案)」は、AIが生成した模造品を同意なしに生産、配布することの制限を目指している。 →続き